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「６カ月以上前の過重労働で労災 東京地裁が認定」（日経、2011/4/20 11:42）
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E3EBE2E6908DE0E2E2E6E0E2E3E39191E2E2E2E2
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＜矢田部労災認定訴訟とは？＞
東京地裁では、レンタルビデオ店（株）クォークで働いていた矢田部暁則さんが過労死して１０年と７ヶ月目に、東京足立労働基準監督署の労災補償不支給処分を取り消すとの判決を行いました。
矢田部暁則さんは、レンタルビデオ店「リバティー」（株）クォークで働いた１年８ヶ月、人員不足の中で、長時間、深夜労働、そして何より店長代理としての店舗管理の全責任を負わせ、売上目標の達成、アルバイトの管理など、まともな休憩もとれず、２４時間拘束の奴隷的勤務、利益優先の過酷で過重な労働の結果、疲労困憊、労働不能となって退職されました。仕事を辞めた後も過労状態が回復できないまま、就職氷河期の焦りのなかで、ようやく３ヶ月後に再就職しましたが、たちまち過労状態に陥り２ヶ月と１０日目、クモ膜下出血で死亡しました。２７歳でした。
これを過労死による労災として補償を求めたところ東京足立労基署は、退職６ヶ月目の死亡は脳心疾患の認定基準の対象外として不支給の処分が行われ、労働局審査官、中央労働保険審査会のいずれも同様の理由をもって請求を認めませんでした。
裁判では、（株）クォークでの業務が極度の睡眠不足、生活リズムを崩すような長時間不規則労働であり、過度の疲労蓄積をもたらしたものと認め、死亡前の６ヶ月以前の労働の負荷であっても就労状態の明確な資料があれば評価オ対象となりうるとして、矢田部暁則の死亡を業務上とする判決が行われました。
＜支援団体＞
矢田部暁則さんの過労死労災認定を支援する会
連絡先〒342-0055埼玉県吉川市吉川1501
矢田部 敏夫 TEL・FAX048-982-2617
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