ぷれでたの日記

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確率と不動産投資の話

2017-08-25 18:00:00 | 投資


ここの所、書くネタが無かったので更新してなかったが久しぶりにネタが出来たので書いてみます。

投資等は自己責任でやって下さい。



1.宝くじの確率(自己責任でやってね)

 ある人が宝くじは集めた金の55%は主催者等が懐に入れてしまい、不利だと言っていた。
 なので呼び名は「貧乏くじ」と呼ぶのがふさわしいとも言っていた。分配されるのは45%だ。
 この数値に関しては何とも言えないが純粋な当選確率は公開されている。
 今年のサマージャンボの大体の確率は下記の通りだ。
 左から等、確率、賞金額、期待値(円)だ。

  1等   1/1000万  5億     50
  1等前後 1/500万   1億     20
  1等組違 1/10万    10万    1
  2等   1/333万   1000万  3
  3等   1/100    3000   30
  4等   1/10     300    30

 期待値というのは それが起こる確率×収益額 だ。どの程度の収益が期待できるかの大ざっばな計算。
 1~4等の期待値を加算すると134円。確率が低いとこうなってしまう。
 1枚300円の購入費に対する比率は134/300=44.7%となり上の数字とほぼ合う。

 しかし、1,2等の確率は1/500万とか1/333万とほぼゼロで実際には
 3,4等の60円しか期待できないので60/300=20%で8割は持って行かれると考えた方が良かろう。

 私は3等も当たった事が無いし、4等は交換しに行かないので、いつも3000円全部持って行かれる。
 確率が低い上に実績が無いので最近はやってない。


2.競馬の確率(自己責任でやってね)

 宝くじとと共に良く言われる競馬。こちらの主催者取り分は25%で分配は75%と聞いた事がある。
 こちらの実際に当たる確率も計算できる。
 競馬は10~18頭の馬で競争が行われる事が多いのでその中間の14頭で計算してみる。
 馬券、確率、期待値100%になる倍率だ。

  単勝  1/14=7.1%           14   (1位のみ)
  複勝  3/14=21.4%          4.7  (3位までに入る1頭)
  馬単  1/(14*13)=0.55%      182  (1位と2位、順位も)
  馬連  2/(14*13)=1.1%       91   (2位までに入る2頭)
  3連単 1/(14*13*12)=0.05%   2184 (1、2、3位、順位も)
  3連複 3*2/(14*13*12)=0.27% 364  (3位までに入る3頭)

 となる。単勝と複勝はまともな確率だが、それ以外はほぼ1%以下とほとんど当たらない。

 期待値100%になる倍率は分かりにくいが、例えば当たる確率10%で10レース馬券を買えば1回は当たるのを
 期待できるからもそれが倍率10倍なら費用は回収できるという事。
 単勝は7.1%なので14レースかけて14倍が付かないと勝ちは期待できない。
 馬連で1日50レース買っても1レース当たる確率が55%とも言える。ほとんど外れる。
 3連単は良く100倍以上が付くけど確率が低すぎるので2000倍以上付かないと割に合わないのだ。

 曲者なのはそのレースによってオッズ(倍率)が変わる事。
 さらに厄介な事にこれに馬の実力等が加わるので複雑だ。
 強い馬にかけるとこれよりは当たる確率は上がるけど倍率は下がる。
 まぐれ当たりが無いとは言えないけど期待値的にはほぼ勝てないと言ってよい。


3.不動産投資のメリット(自己責任でやってね)

 話を変えて実物不動産投資について書いてみる。色々と言われているけど一応下記のメリットがある。

 1.総合課税なので給与所得と合算できる。不動産投資の収支がマイナスの場合、
   全体所得が下がるので税金が一部返ってくる。
 2.減価償却費、修繕費や色々な費用で控除が使えるので所得は低く抑えるのが可能。
 3.クレジットカードを作成する場合、定期所得として認められる可能性がある。
 4.青色申告なら簡易タイプでも損失の3年繰り越しが可能。

 セールストークだと安定した収入とか資産価値とか書かれたりするがそれは物件次第なのでここでは書かない。
 所得の多い人は1がメリットになるし、リタイアした人は3がメリットになる可能性はある。
 4に関しては普通の株式やFXみたいに損失繰り越しも可能。ただし、事前に税務署に申請する必要がある。


4.不動産投資のデメリット(自己責任でやってね)

 デメリットは色々と言われていて下記に並べてみる。

 1.1件当たりの単価が高価なので分散投資が難しい。
 2.同じ物件は存在しないので物件の判断が難しい。地域、駅からの距離、その物件の特徴。
 3.基本は1対1の取引なので実際の取引価格がいくらになるか分からない。特に売る場合。
 4.管理会社の選択。管理、保守、修繕。
 5.借主関連のトラブル。借主不在、延滞等。
 6.借金した場合、途中で止めるのが難しい。
 7.地震、災害等のトラブル。
 8.不動産所得として申告するのが面倒。

 どれも言われている事なので特に目新しい事は無い。
 2はやはり自分の目で見て確かめるべきだろ。その町の雰囲気とかは場所によって違う。
  マンションとかは階数や位置、向きで変わる事もある。
 3はいくら評価価格があったとしても実際に買う人が現れないと売買は成立しない。市場は無いし。
 5に関しては過去の実績とか教えてくれるとは限らないしそれが本当か分からない。
 8は確定申告時に不動産特有の書類を作る必要がある。ネット上で作成できて分かればどうって事無いが最初は面倒。

 ざっと上げただけでこれだけあるのだから結構大変。慎重に検討する必要があると思う。


5.VALUについて(自己責任でやってね)

 それで4までで終了の予定だったが今話題のを思い出したので追加しておく。
 これは株式市場とクラウドファンディングを合体させたようなものだが次の問題が考えられる。
 
 1.上場している人の財務状況やその他の情報が不明。それに関する情報公開や確認した形跡が無い。
 2.配当や優待に関するちゃんとした情報が無い。
 3.買いと売りの価格差が10倍というのが結構あるので市場としては機能していない。
 4.正式な市場で無いのでインサイダーや風説の流布に対する罰則が無さそう。
 5.ビットコインを使用しているのでその信用リスクがある。

 とちょっと考えるだけでこれだけある。
 いちいち解説するのはバカらしいのでやらないが「情弱専用トラップ」と言われても反論は無理だろ。


6.色々とあるけど(自己責任でやってね)

 結局、ネット証券で売ってるのに普通に投資した方が良いのではないだろうか。
 宝くじ、競馬は確率が低すぎるし、実物不動産は面倒。
 他に怪しげな金融商品もあるけど、本当の所はどうかやってみないと分からない。FXの方がまだましだろ。

 という訳で私は今の調子で続けます。
 (競馬について書いている時に新たなかけ方を思いついたので次回やってみたい。当たらんと思うけど。)







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