だいぶ前のお話です。
寒い冬の夕暮れ時。
柴Mixのハナさんのお散歩中、前方からチビチビワンコがコロコロ走ってきた。
その後ろから小学校1~2年生ぐらいの男の子が全速力で追いかけてくる。
『あ...。お散歩中逃がしたなぁ~...』
子犬を捕まえてあげました。
子犬を抱っこして男の子に渡そうとすると
『ぼくの犬ではありません。』 逃げるように走りさる男児...。
チビチビワンコ抱っこしたまま 半笑いで金縛り。。。
写真がないので想像してください
大きさは生後50日前後の中型犬の雑種の子犬。
アンバランスなぐらい太い足。
半分たれ耳。
色は黒・茶・こげ茶のまだら模様。
顔が大きくプリップリに太っている。
小さい巻きシッポを常時ふりふり。
とても可愛らしいチビッコなのだが、
妙に落ち着きはらっていて異常に目が冷めている。
。。。今は仕事中...イヤイヤイヤイヤムリムリムリムリ
拾えませんし飼えません
が、このまま置いていけるはずもない。
『子犬を保護したのですがご存知ないですか??』
片っ端からピンポンならして尋ねてまわるがインターホン越しで有力情報皆無
首輪もしてなし、迷子ならともかく捨て犬だったらアウトだ
ハナさん連れてるし片手で抱っこしてるもんで腕がしびれてきた。
このチビけっこう重たい
まずいぞまずいぞ
と。。黒柴つれたおばあちゃんが通りかかる。
『すみません!この犬、ドコの子か知りませんか??』
『な~んかどっかで見たような~...』
と。。Aコッカー連れたおばさんが!
『すみません!この犬どこの子か知りませんか??』
『な~んかどっかで見たような~...』
お願いします。。みなさん思いだしてください
私を含め三人で、あ~でもないこ~でもないと話してたら
キッ!と車が止まった。
おじさんが降りてきた。
『あっ!うちの犬です~』
私たちが騒いでたすぐまん前のお宅の犬でした...。
ほんっっと勘弁してください
とりあえず危機一髪
後日...ハナさんのお散歩のとき、迷子のチビワンのおうちに行ってみました。
植木の間から顔出してシッポふりふり
首輪してました。
名前も書いてありました。
『ギンちゃん』
ちょっと笑いました。