この時期になると思いだす 宝くじエピソード。
５～６年前...
来年は戌年っていう師走のはなしです。
その当時、平日は毎日お世話していたモモさん。
お散歩中、ご近所のスーパーマーケットの駐車場によく寄ってました。
ある日、急に立ち止まり駐車場の角にある宝くじ売り場をジーッと見るモモさん。
犬が急に立ち止まることはよくあることだし、別に気にもならずその日は帰宅。
次の日...また同じ場所で。
宝くじ売り場で立ち止まるモモさん。
また次の日も...
またまた次の日も。
日に日に立ち止まる時間が長くなり、売り場と私を交互に見たりする。
この不自然すぎる犬の行動。
モモさんはプライドが高く、こびるタイプの犬ではない。
ワガママではあるが、むやみやたらに甘えたり感情を出すタイプではない。
そんなモモさんが必死？で何かを伝えようとしている。
もしやこれは...
来年は戌年。 イ～ヌ～ド～シっ！
年末ジャンボ買ってごらん。当たるかもよ～ 
...っていうモモさんからのメッセージなのか？？
犬の恩返し？
って何の恩だ。。。
どういう意味なんだいモモさんっ！
いや。そんなことあるわけないじゃん。
...いや。 でも..もしかしたら...
なんだか気分が ザワワだ。
毎日毎日つづく宝くじ売り場ガン見のモモさん。
ヨシ。決めた！
そんなに言うなら買ってみるよモモさん！
年末ジャンボとやらを 
買うと決めたが、私は今まで宝くじを買ったことがない。
まるで興味がナイ。
宝くじってどうやって買うんだろう...
なんか予約とかいるのかな...
一から十まで分からない
宝くじオタクの父親に聞いてみた。
父： そんなことも知らんのか！
私： だって買ったことないし...
自分だって当たったことないくせに！
..頭の悪い会話だ。
とりあえず買い方は習った。
いざ出陣 
モモさん。
お散歩中に申し訳ありませんが１分だけ私に時間をください。
仕事中に宝くじを買うなんて言語道断だが、
こればっかりはモモさんが一緒でないとダメな気がした。
いらっしゃいませ
優しそうなおばあちゃんだ。
『 バラ。 十枚くださいっ！』
ドキドキドキドキ... 無事購入。
宝くじをモモさんに見せた。
買ったよモモさん。。。これでイイよね。
ワン！
...とか言うわけないじゃん。。
宝くじの入った封筒でモモさんの頭をなでて願掛けもした。
完璧だ。
この事は色んな人に話した記憶がある。
買った時点で、すでに当たった気でいた。
～当選発表の日～
ドキドキしながら １枚１枚 確かめる。
うわ～！
やっぱり当たった～！！
三百円
人生なんてこんなもんさ
年末ジャンボが終わって、モモさんは宝くじ売り場を見なくなりました。
サマージャンボも素通りでした。
...あれは何だったのだろう...
それから約一年半後の初夏。
モモさんは天国へ。 １６歳でした。
私は、年末ジャンボの時期になると
いつもモモさんのことを思い出します。
や～い
いい夢みさせてもらったぜ！
モモさん
ちなみに、太宰府大佐野のハローデイ駐車場
宝くじ売り場でございます
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