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フルートのチューニング

2019年10月01日 | レッスン日記

先日のフルートフェスティバルに参加した時に
「チューニング係」なるものをやってください!とお願いされました。

と言っても、全体のチューニングを担当するのはコンミスさんのお仕事なので、何のチューニングをするのだろうか??
私以外も7~8人ものチューニング係がいて、

「当日はチューナーを持ってきてください」
とインペクさんから言われたので、

チューニング係で相談した結果、
たぶん、チューナーでアマチュアの参加者さんたちのチューニングを一人ずつする係なのだろう、、、

と皆で判断して

当日は、総勢100人以上のアマチュア参加者さんのチューニングを行いした


で、意外に思ったのは
「フルートの頭部管を適切な長さ抜いている人がほとんどいない!」
ことでした


傾向として多かったのが
★頭部管を「全く抜いていない」
「ほとんど抜いていない」
という人


それは何故だろう?

フルートを始める最初の最初に組み立て方を教わってないのか???

レッスンでは必ず指導されるであろうし、どの教本にも必ず書いてあるのだが。

「ここって全部入れないんですか???」と何人かに質問され、こちらが衝撃でした!


★その反対の間違い~

吹奏楽をやっている中高生たちの場合
「抜きすぎ!」

吹奏楽をやってそうな中高生ほぼ全員

都市伝説のように先輩から伝わる、間違ったアンブシュアと吹き方がいまだに無くならない。

唇を横に引っ張る戦後時代の吹き方をすらため、口の中が狭く、「高音域は強く勢いをつけて息のスピードを速くすると出る」と教わってるので、

頭部管を1cm以上、たまに2cmも抜いている。

こうなると、高いとか低いではなくて、シ♭がラに聞こえてるのだが、

本人は「高い。チューナーにあいません。先輩にもっと抜けと言われてます」と信じている。

チューナーなんて機械なんだから、針が迷ったら想定外の所を指し示すに決まっている。いちいち人間の事情をわかってはくれないのだ

よくわかってない先輩にチューニングを頼ってはいけない。


正しくは「頭部管をだいたい7~8ミリ」抜いた位置を基準にするのが良いのです。


そして、まず「自分の息で楽器を温めて」から
チューニングすること


フルートという楽器は少しでも吹く角度や息のスピードを変えるだけで音程が変えられるので
楽器の調整も基準にあわせてあります。
だから、基準の抜き差しは重要で、必要性がなければそれ以上抜いたらり入れたりしません

まず、7、8㎜抜いて

自分の耳であわせられるように日頃から練習する

高ければほんの1㎜抜いて再度試す

低ければ反対にほんの1㎜入れて再度試す


できれば下のAをあわせ、
上のAをあわせ
そして中音のDもあわせます。
(YAMAHAとムラマツのフルートはできれば足部管を1ミリ抜く)

吹奏楽ではBであわせる


今回、担当した何人かにはこのチューニングを実践してもらいました。

フルートフェスティバルではいろんな方が参加されているので、

レッスンを受けていない方、
レッスン受けていてもグループレッスンだと一人ずつにそういう指導はないのかもしれない
吹奏楽だけで吹いていた人

も多かったと思います。
自分にとってはチューニングのやり方は当たり前でも、意外に教わる機会がないのかもしれません。

中にはなぜか「F」であわせようとする中学生もいました(どういう理由なのだろう?)


実は、チューニングなんて当たり前過ぎて「今さら聞けないから雰囲気でいいか~」てなことになってるのかもしれませんが、
基本の基本なんで、フルートフェスティバルのようなこういう機会に再確認だきるのはよいかもしれません♪

フェスティバルって正しい吹きかたを広める絶好の機会かもしれません


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