
2016/02/13◇鎌倉に行ってきました。
今回は寿福寺(じゅふくじ)、英勝寺(えいしょういじ)、宝戒寺(ほうかいじ)を訪れました。
◇タイトルの写真は寿福寺の総門から本堂を撮ったものです。
◇寿福寺は臨済宗のお寺で鎌倉五山の第三位です。
もともとこの地には、源義朝(鎌倉幕府初代将軍・源頼朝の父)の
邸があり、義朝を祀るお堂があったそうです。
◇頼朝の没後、妻の北条政子がゆかりの地にお寺を建てたのが起源です。
境内は非公開ですが、裏山の北条政子、源実朝と伝わる墓は見ることができます。
◇つづいては英勝寺です。
英勝寺は、浄土宗のお寺で鎌倉唯一の尼寺です。
◇徳川家康の側室で徳川頼房(水戸藩主)の養母を務めた英勝院が創建しました。
◇英勝院は太田道灌(おおたどうかん)の子孫らしく、太田道灌の邸と伝わる地を拝領したとのことで
邸跡の碑が立っています。
ちなみに、太田道灌は戦国時代の武将で扇ガ谷上杉家の家老を務めた人です。
【↓太田道灌邸跡の碑】
【↓英勝寺仏殿】
1636年に建てられたもので重要文化財です。
英勝院が建てたものを徳川頼房が改築したものと考えられます。
英勝寺は創建が水戸徳川家の養母なので、江戸時代はゆかりの人が住職になったり、支援を受けていたようです。
境内にはこのほかに山門などがあります。
【↓英勝寺境内の梅】
うめが咲いていました。
◇最後は宝戒寺のご紹介です。
宝戒寺は天台宗のお寺で、鎌倉幕府の執権・北条氏の邸跡にあります。
◇幕府滅亡時、鎌倉は新田義貞軍に攻められ、北条一門は菩提寺の東勝寺で自害したそうです。
その後、後醍醐天皇の命で慰霊のために作られたのが起源です。
◇幾度かの火災で規模は縮小していますが、萩寺として知られています。
【↓宝戒寺本堂】