
2016/02/06◇栃木県の足利市にいってきました。足利市は室町幕府将軍家の足利氏の領地でした。
◇タイトルの写真は足利学校の方丈(ほうじょう)です。ちょうど茅葺屋根の修繕をしていました。
◇足利学校の起源は諸説ありますが、少なくとも室町時代には存在し、儒学などを教えていたそうで足利氏から保護されていました。
◇室町幕府滅亡後も存続し、図書館代わりとして利用されていたそうです。
敷地内の建物などをご紹介します。
【↓孔子像】
◇教育は儒学中心だったようです。そのため、今でも孔子さんの像があります。
【↓学校門】
足利学校にはいくつか門がありますが、そのうちの一つ、学校門は足利学校の象徴です。
【↓孔子廟】
タイトル写真の方丈は復元されたものですが、こちらは江戸期の建築です。
中には孔子像があります。
◇つづいては鑁阿寺(ばんなじ)をご紹介します。
鑁阿寺は真言宗の寺で、西暦1197年に足利義兼が邸を寺院にしたのがはじまりです。
そのため、周囲に堀と土塁があり中世の武士の居館の姿を伝えています。
境内の様子をご紹介します。
【↓本堂】
現在残っている本堂は、足利貞氏(室町幕府初代将軍・足利尊氏の父)が西暦1299年に建てたもので国宝です。
禅宗様仏堂の初期の例として貴重です。
【↓山門と太鼓橋】
◇境内入口にある山門と太鼓橋です。
山門は室町幕府将軍の足利義輝が再建したものだそうです。
【↓鐘楼】
鐘は元禄時代のものですが、鐘楼自体は鎌倉時代の建築です。
【↓多宝塔】
この多宝塔は徳川綱吉の母である桂昌院が再建したもので、江戸期の建物です。
【↓経蔵】
お経をおさめた建物です。
室町時代(西暦1407年)に足利満兼によって建てられたそうです。
【↓周囲の堀と土塁】
◇中世の武士の居館の様子が偲ばれます。
◇最後のご紹介は往復に乗った東武特急りょうもうです。
【↓りょうもう:東武浅草駅にて】
◇本日は京急→都営浅草線→東武線というルートでいきました。
東武の有料特急は初めて乗りましたがなかなか快適でした。
東武の特急はスペーシアが有名ですが、そちらは日光方面に行く場合乗ることができます。
【↓りょうもう車内】
全席指定でくつろげます。特急券は駅の自動販売機で購入できます。