本日も出勤し、すぐにあるお婆ちゃんを、病院へお連れさせて頂いた。いつもより、元気がなく、一人では歩けない
聞くところによると、癌が、かなり進行して、もう手が付けられない。
と、いう。
腰をかなり痛がっておられた。
ホームに戻って薬を飲むと少し、痛みが治まったのか眠られた。
また、あるかたは、昨夜から、便失禁で、布団もかなり汚れ、身体(特に背中)中にまわり、臭いもきつかった。
私は、すべて、服、ズボン、下着を脱着させて頂いて、身体中を、拭かせて頂いた。そして、布団、トイレをきれいにさせて頂き、其の方も気持ちよさそうにされていた。
この方は、かなり、認知症もきつく、何をしても、分からない。
食べるのも、食事介助は、常である。が、この日は、少し、様子が違ったらしく、私が、其の方の体を綺麗にさせて頂いたあと、大きな声で(自分がわるかったの
ごめんね、ありがとう
)て、言われた
スタッフの方々もみな、振り向かれた。
わたしも、感動した
スタッフの皆さん方は、この人から、こんな言葉を聞いたことがない
と、言われ、泣かれていた。私も涙がこぼれた。こういう感動があるから、この仕事が辞められない
と、云われる。また、この方は、部屋にも若い時の写真が飾ってあるが、知る人ぞ知る
東映の女優である。