先日のこと、出勤すると、ある一人のおばあちゃんの左腕の様子が少しおかしい施設長に尋ねてみると、夜中に、急に<帰る>と、言って外に出て、少しの段差を踏み外し、こけたらしい。それは、その場で済んで夜が明け、朝になると、この人の左腕が、かなり腫れている。私は、タクシーで病院へ、連れて行かせて頂いた。結果、肘の細かい骨が粉々に砕けていた。かなり痛かったはずだ。我慢されていたのか、痛さを感じなかったのかおとなしい、おばあちゃんだから言えなかったのか私なら、転げまわる。こちら側も、利用者さんの心をもっと先に汲み取ってあげなくてはいけないと、痛感させられた。