今年最初の山行として、浅間隠山(1,757m)を選びました。高校時代からの同級生が訪ねて来るので、比較的軽くて、下山後に温泉があり、会席料理が食べられる宿がある山にしました。
浅間隠山は群馬県東吾妻町と長野原町の町境にあり、北東麓にある浅間隠温泉郷から見た時に浅間山が見えないことから、この名が付いたとされています。
令和5年7月22日(土)、10時に同級生を高崎駅で迎え、いざ出発。途中、小栗上野介忠順の墓がある倉渕町権田を通って目的地の二度上峠の見晴台に着いたのが11時半。本来ならここから雄大な浅間山が望めるはずですが、雲がかかって全く見えず。今回の山行の前途を予感させるものがありました。
11時45分、見晴台の目の前の鳥居の先にある駒髪山(1,483m)に向けて出発。40分ほど登ると小さな祠が。山名表示は見当たりませんでしたが、どうもここが山頂の様。とりあえずお賽銭なしのお参りをして先へ進むことに。ところがそれが裏目に出たらしく、しばらくすると道が無くなってしまいました。いつもなら前進あるのみでそのまま進んでゆくのですが、今回は同級生がいるので仕方なく祠まで戻ることに。改めて地図を見ると、尾根道は祠の手前で右に曲がっていますが、残念ながらその入口が見当たらず、諦めて駐車場まで引き返しました。
正規の登山口である浅間隠山登山口まで戻り、13時15分に再出発。一時間半のロスでした。カラマツ林を登ってゆくと先ほどの駒髪山からの尾根道に合流し、さらに進むと北軽井沢分岐に出ました。ここから山肌保護のために尾根道を離れ、大きくジグザグを刻みながら登っていくとわらび平分岐に到着です。ここから稜線を左にとれば間もなく山頂です。
ここまで景色らしい景色を望めず満を持しての山頂でしたが、周りの山々は全く見えません。晴れていれば正面に浅間山、左前方に南アルプス、右前方に北アルプス、左に妙義や荒船山、後方に榛名山、赤城山が見えていたかと思うと、残念でなりません。これも最初にお賽銭をケチった報いでしょうか。せめてもの救いは沢山のトンボ(おそらくアキアカネ)が迎えてくれたことでした。
登りは1時間45分かかりましたが、下りは1時間15分で登山口に着きました。ここからは今夜の宿である倉渕川浦温泉はまゆう山荘に向けて県道54号を下り、まずは茶褐色の含鉄泉で今日の疲れを癒し、待望の生ビールで喉を潤し、会席料理に舌鼓を打ちました。やはり登山の〆は温泉とビールと肴ですね。
二度上峠の見晴台(すっかりおじさんの風貌です)
この鳥居の先に駒髪山1,483mが
どうもこの祠が駒髪山の山頂らしい(お賽銭がチラほら)
ここが正規の登山口
左上が今来た登山口を経て二度上峠、右上が北軽井沢方面へ
登山道保護のためジグザグ歩行しましょうと言う注意書き
中心から上方向が浅間山(この日関東地方の梅雨明けが発表)
沢山のトンボが出迎えてくれました
16時13分下山(登ったという事実だけが残った登山でした)
一っ風呂あとのビールと肴(お疲れさまでした)
お疲れ様でした☺️