"FOR THE CUSTOMER"

創業120年の建設会社「今西組」の六代後継者が あなたの”いいね”を築く!

「レクリエーション・乾杯スピーチ・ハイクォリティ・ライフ」

2009年11月28日 11時34分45秒 | Weblog
「レクリエーション」
東京支店は、社員のレクリエーションとして、年一回、近くに温泉旅行をするのが習慣となっている。
本社もあるが、最近は旅行はしない。

社内に限らず、あらゆるシーンで乾杯スピーチの依頼が今後ふえていくのだろう、そう思いながら、いったい今日は何を話そうかと自発的に妄想をはじめる。

「乾杯スピーチ」
候補①「みなさま、お疲れ様です。
私は、守るものがあります。
それは、経営資源と呼ぶものです。
経営資源とは、人、モノ、金と一般的に言われてきました。
最近読んだ著書では、それに加え「情報」「組織文化」を加えられていました。
レクリエーションも大事な組織文化の一つと考えます。
特に今回のような旅行の計画とは、東京支店の雰囲気と合致したいいものと考えます
是非、幹事の方には、皆さんが一堂に集う、非日常の貴重なひとときを、今後もレクリエーションとして提案し続けて欲しい、そう思います。
ではご唱和ねがいます。
乾杯!」

【このスピーチによる影響の可能性、、、】
意見A,「レクリエーションまで(予算から)抜こうとはしないんだな、よしよし」
意見B,「貴重なひとときと思うかどうか、人によって違うのではないか、一方的だ」
意見C,「いつもと同じ硬いスピーチだな、求めているものはそういうスピーチではない」

【このスピーチの部分修正案】
意見Aに対する回答
「私は、守るものがあります。(中略)レクリエーションも大事な組織文化の一つと考えます。」

「日ごろ業務に邁進いただき、感謝します。我々も年度経営方針の達成に尽力してはおりますが、そのためには、みなさま個々の目標に対するひたむきな実行力と積極的な提案力が必要なのです。ただし、冷静に判断できる体調を常に維持するのは、そう簡単ではありません。睡眠不足などの体調不良は、時に重要な判断を誤ることがあります。社員同士で酒を飲み交わすのも、有効な「つかのまの休息」と言えましょう。
特に東京支店のレクリエーションについて申しますと、支店独特の社風を想像した限り、今回のような旅行なきに、当社の歴史は続かないのではないか、そう思うことがあります。」

意見Bに対する回答
「是非、幹事の方には、皆さんが一堂に集う、非日常の貴重なひとときを、今後もレクリエーションとして提案し続けて欲しい、そう思います。」

「レクリエーション帰りの電車のなかで、【また来年も行きましょう】と互いに言い合えるような、ひとときとなることを望みます。
ただマンネリはよくありません。
希少価値を感じなくなるからです。
限られた時間に対するありがたみは、行動パターンがマンネリ化したときから、そのことに気づかなくなるからです。
予算は限られていますが、時間とその使い方はまったく限ってはいません。
新しい企画で以って、みなさんで有効に活用されることを期待します。」

意見Cに対する回答
「私は、守るものがあります。
それは、経営資源と呼ぶものです―、、、」

「みなさん、この前の所長会議でも「経営理念」を今一度理解しましょうという話をしました。
わかりやすくするために、いろいろと経営理念をもじってみましょう。
◇一度、みなさんで原文を暗唱しましょう。
「今西組は、ハイ―、、、」(つづけて合唱)

「ハイクォリティ・ライフ」

「今西組は、【高品質な生活空間作り】をテーマに、
【創造性と感性あふれる提案】と、
【公正で、堅実な仕事】を通して、すべての人々の
【ハイクォリティーライフ】の実現に寄与する。」

◇一度、全部逆のことをいってみましょう。
「今西組は、【低品質な生活空間作り】をテーマに、
【創造性と感性不足な妥協案】と、
【不正で、いきあたりばったりな仕事】を通して、すべての人々の
【ロークォリティーライフ】の実現に寄与する。」

◇もう一つ、この際、レクリエーションのことを中心にいってみましょう。
「今西組は、【高品質なチームワーク作り】をテーマに、
【創造性と感性あふれる余興】と、
【公正で、堅実なコンパニオンさんとのふれあい】を通して、すべての人々の
【気力・体力の充電】の実現に寄与する。」

これで少しは原文の理解が深まったかと思います。
「急に、理念に沿って行動するというのは難しい」という方。
かっこのいい理念なんて、誰でも言えます。
要は、理念を胸に、全社員が行動できているかでその会社の魅力が決まってくる、そう思うのです。
すこし長くなりました。
さあ今晩は、気持ちよく、みなさんにとっての「いい時間」をすごしましょう。
ではご唱和ねがいます。
乾杯!」