県南落語組合のページ

県南落語組合の公式ホームページでございます。
開設10年、結成40年となりました。
引き続き、ご愛顧をお願いします!

平均年齢を下げるメンバーたち。

2023-10-09 22:11:40 | メンバーのつぶやき

結成して40年も経ちますので、当期から加わっているメンバーは単純に計算してもご想像がつくと思いますが、60歳前後、又はそれ以上になりました。

ある時期、この会はいつまで続く、続けるのか、と考えるようなこともあるにはありましたが、気がつけば還暦を過ぎたメンバーが今もいろいろな地域にお邪魔して落語を語らせていただいています。先月は敬老会への出演が多かったのですが、お祝いされる皆さんの年齢に近づいているなぁと、ふと感じたりします。

そんな私どもの会が、変わりなくいきいきと活動を続けられている理由は、落語が好きだという熱い(?)気持ちがまず一番だと思いますが、若手メンバーの存在が大きいのではないかと感じています。

日程の打合せや稽古のために集まる月1回の例会も、やはり、若いメンバーがいれば活気がありますし、全体的にエネルギーが湧いてきます。稽古をしていても、若手に刺激を受けてベテラン勢も力が入ります(年を考えずに、やや力が入りすぎたりもしますが…)。落語や笑いについての考え方にも世代的な違いを感じる所がありますので、驚きの半面、むしろ新鮮で勉強になります。とにかく、若いメンバーは前向きで、元気で一生懸命です。開催まであと1ヵ月となった11月の定期寄席に向け、厳しい(?)稽古に精を出しています。

そんな若手の高座にご期待いただき、ぜひご来場の上、あたたかい応援をよろしくお願いいたします。

「第37回とよのくに寄席〝秋席〟」

と き 11月18日(土)開場13:30 開演14:00

ところ 大分県消費生活・男女共同参画プラザ アイネス 2階大会議室

主 催 県南落語組合大分支部

入場料 無料

※写真:先輩たちが見守る中、稽古に励む若手メンバー。


いろんなところで演ってます。(その3)

2023-10-01 23:08:13 | メンバーのつぶやき

私ども県南落語組合には、発足当時から活動の上で、ルールにしている事柄がいくつかあります。

その中のひとつが、出張寄席の主催の方にお伝えしている「お酒の席では演りません」というお願いです。

少々生意気に聞こえるかもしれませんが、我々メンバーには“教え”とも言えるこの鉄則は、活動を始めて間もない頃にかなり痛い目(修羅場)にあった経験から来ているものなのです。

お酒を飲まれている皆さんの前では、我々のような素人の芸は無力で、とてもお酒の力(魅力、魔力?)に勝てるものではありません。会場の皆さんは、落語には耳を傾けず、ひたすらお酒の徳利を傾けるばかり…と、そのような状況となり、主催者のご期待に応えられない結果になるということでありました。

とはいえ、40年に及ぶ活動の中では、居酒屋さんのご厚意で定期的に店内で寄席を開催していただくこともありました。

そこに集まるお客様は、まずは落語を聴いて楽しんでくださり、終演後は飲みながら、我々も参加しての芸談に花を咲かせるという大変勉強になる会でありました。落語とお酒。程よく組み合わされることで、絶妙の相性が発揮されるようです。

これからも、我々のこのルール、大切に守らせていただく所存であります。

※写真:落語に集中してくださる、某居酒屋のお客さん。


いろんなところで演ってます。(その2)

2023-08-26 22:45:18 | メンバーのつぶやき

シリーズ(?)その2は、病院編です。

患者さんやご家族向けの病院内の催しとして、民間や公的な病院のいずれからもよくお声をかけていただいておりました。

ただ残念なことに、ここ数年は新型コロナの影響でお声が…というよりも、おそらくですが、病院内では感染リスクを避けるために、そのようなイベントの開催が見送られているのだと思います。

伺っていた頃は、たくさんの患者さんやご家族がとても熱心に落語を聴いてよく笑ってくださって、我々のような素人でも少しは何かお役に立てたのかな…と嬉しく感じることができました。

新型コロナが第5類扱いになって日常生活はかなり落ち着いてきましたので、今年は大変ありがたいことに9月の敬老会が復活して、出張寄席のご依頼をたくさんいただいています。メンバーで手分けして県内各地域に伺う予定しています。

そんな状況もありますが、病院などの医療現場ではまだまだ緊張が続いているのだと思います。病院からも出張寄席のご依頼をいただけるようになった時、ようやく本当の日常を実感できるのかもしれません。

※写真 上:出張寄席@病院の待合室、下:出張寄席@病院のリハビリ室 です。


夏は、落語もよろしいようで。

2023-07-29 12:34:58 | メンバーのつぶやき

今週のはじめ、九州北部地方が全国で最も遅い梅雨明けとなり、大分県もようやく本格的な夏を迎えました。大分県は九州北部なの?という違和感をいつも持ちますが、気象庁の梅雨明け宣言後、間違いなく降雨が減り、確実に暑さが手強くなりました…汗。

記録的とも言われる今年の暑さですが、どうぞ、しっかりと涼をとりながら快適にお過ごしください。そのためにはエアコンや冷たい飲み物が欠かせませんが、夏向きの落語を聴くのもおススメです。

我々メンバーの持ちネタから紹介しますと、怪談噺ではありませんが少しそれに近い滑稽モノの「お菊の皿/皿屋敷」「野ざらし」「お化け長屋」、風情を感じさせる粋な噺の「青菜」、正にズバリの「夏の医者」といったところでしょうか。主催の定期寄席を秋に開催し、その際に新ネタを仕込んでチャレンジするメンバーが多いためなのか、夏向きのネタはやや少ないようです。

そういえば、今月上旬に開催した「とよのくに寄席“”夏席”」では、催しの肩書にもかかわらず夏向きの演目が全くありませんでしたね。来年の開催に向けて、またひとつ反省材料が増えました…汗(冷)。

「暑中お見舞い申し上げます」県南落語組合メンバー一同。

 

 

 

 

 

 

 

 


今年も博多・天神に!

2023-07-22 20:35:44 | メンバーのつぶやき

「第17回 博多・天神落語まつり」が11月初旬に開催されます。

「三遊亭円楽名誉プロデュース」と銘打たれ、堂々の開催です。

師匠亡き後、開催はどうなるのか不安もありましたが、“実質”プロデュースを担われた皆さんの奮闘があったに違いありません。

これまでと同様に、東西の落語家の皆さんが集結され、昼も夜も落語三昧、落語どっぷりの夢の数日間です。

第3回開催をたまたま知り、「そんな夢のような落語の企画が九州で、本当にあるの?」と半信半疑で福岡に向かって以来、毎年11月は福岡で至福の時を過ごしています。全国的にも類が無い規模と内容の落語の祭典に今年も行くしかありません!

感動と爆笑の高座に触れる度に大きな刺激をいただいて、芸への新たな意欲に目覚めるのですが、成果のほどはといいますと、さて、どうでありましょうか……(汗)

※写真:会場のひとつ、FFGホール入口付近の昨年の様子です。