今年上半期、いろんな話題とともにChatGPTなどのオープンAIのことがテレビや雑誌で盛り上がっています。
そんな中、あのポール・マッカートニーがAIで、ジョン・レノンが残した貴重な音源からその歌声を抽出して、ビートルズの最後の新曲を完成させ年内にリリースすると報道されました。60数年前に結成されエレキサウンドを世界に浸透させたビートルズが音楽のAI活用もリードするという話題は、「ポール、そこまでやりますか?」という率直な驚きとともに、どこか納得できるものでもありました。
さて、「とよのくに寄席」の開催まで、残すところ2週間となりました。当日のマクラをどうしようかなと思案しているところです。季節や世相などに因んだ粋な小噺が思い浮かべば良いのですが、そう簡単には湧いてきませんね。
そこで、ポールに刺激されたわけではありませんが、少し前から気になっていたオープAIを初めて使ってみました。
「小噺、粋、面白い」と入力しましたら、AIが「場面、登場人物を設定してください」と冷ややかに言ってきました。
試しに「公園、子ども、自転車」と入力してみました。すると、なかなか立派なストーリーが表示されたのですが、長くて、メルヘンチックで粋でなく、全く笑えないものでした。極めつけは「めでたしめでたし」で終わってオチが何も無いことでした。
AI活用術をちゃんと(Chat)磨くべきか、小噺の腕を磨くべきか、答えは明らかではありますが…。
「第36回とよのくに寄席〝夏席〟」
と き 7月8日(土)開場13:30 開演14:00
ところ iichiko総合文化センター地下1階 映像小ホール
主 催 県南落語組合大分支部
入場料 無料
※写真:過去の口演(とあるお店で)から。一人芸ゆえの地味な取組です。