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国の借金=思い出論

2020-04-04 | 経済

筆者Q・・・お久しぶりです。新型コロナ、大変な事になってしまいましたネ。

      ネタもたまりにたまってしまいましたが(笑)こちらも大変な事になってしまいました。まあそうなるとネタはもはや何でもアリということで。景気、増税、コロナ、国の借金etc、、何からお話します?

 

Razi・・先日後輩が店にやってきて唐突に「国の借金ってあれはどうなんですか?」と聞かれて説明をしたのですが、(国民一人当たり830万円の借金がある)という話を聞いた事ありませんか?

 

筆者Q・・・あります、よく耳にします。それを後の時代に残さないため国はお金を使えない、福祉に回すお金が無いから増税しなければならない。といったことですよね。

 

Razi・・それです。しかしこれは完全なウソです。実際は政府の借金が830万円×日本の人口分あるというだけの話で、では貸しているのは誰かというと我々国民なのです。

 

筆者Q・・・であるなら全く逆じゃないですか。

 

Razi・・その通りです、そもそも国民一人当たりの数字を出すことには何の意味もありません。ボードの図を見ていただくと解るのですが海外からの借金もないわけではないのですが、これはわずかなもので、しかも日本には資産もありこれは無視できる範囲です。

また日銀からの借金ですが、政府と日銀は一つの組織と考えて何の問題もありませんし政府のマイナス分日銀にはプラスがあるのですから仮に政府の貯金通帳があるとすればプラマイ0になります。

国民からの借金ですが実際には返すべき期間に返せばよいので今騒ぐこともありません。

筆者Q・・・では、国が騒いでいる( 国の借金 )とは何なのでしょう?

 

Razi・・笑われるかもしれませんが、あれは( 思い出 )といって差し支えありません。

 

筆者Q・・・( 思い出 )なら「10年前はこうだったなあ、去年はこんなだったんだなあ」でいいって事ですか?

 

Razi・・全くその通りです。

前にお金が回るという話をしました。

      以下、前回アップした記事引用

今私がここに100万円持っていると仮定します。このお金で長友さんの作った野菜を100万円分買うとします、すると長友さんの手元に100万円が移動します。長友さんは佐藤さんの家電を100万円分買います、すると佐藤さんの手元に100万円が移動します。次に佐藤さんは黒木さんの作ったテーブルを買います、黒木さんの手元に100万円が移動します。黒木さんは甲斐さんの着物を買います、甲斐さんの手元に100万円が移動します。

さてここでクイズです。

お金はいくらありますか?

筆者Q・・・・100万円ですねえ

Razi・・・5人が100万円を使った、だから500万円ではなく、この場面では100万円しかなかったのに5人が100万円使えたのです。もちろん単純化していますがお金が回るとはこういう事です。

私が使わずに持っているだけだったらこうはいきません、私の次の長友さんは何も買えません。私が老後の不安や来年の、明日の生活を考えたら今とてもお金を使えない!という状況だとそうなってしまいますよね?今まさにこの国が陥っている状況です。

また国全体だとこの最初の100万円が公共投資、公共事業という事になります。消えて無くなる投資ではなく将来残るものや、後から利益のついてくる事に投資するのであれば積極的にやるべきなのです。 

        以上

この後半部分、まず国がお金を出す(実際の公共事業では小切手ですが)、そのお金が企業、国民の間を移動していき国全体が豊かになっていく仕組みですが、本当に単純化すると、国民の側に移動し増えていった(元は100万円だったにも関わらず5人が100万円使えた)額とみんなから徴収した税金の差額が国の借金なのです。

 

筆者Q・・・つまり、ある意味健全な借金であるならば多ければ多いほど経済成長するということですか?

 

Razi・・そうです、GDPが伸びていきます。

前半の個人レベルの話でお気づきかと思いますが初めに出した100万円もあくまでも次の人が100万円以上のモノやサービスを生み出し提供出来るからこそお金が移動しみんなが100万円使えたということになります。

同様に民間が国の出した金額以上のモノやサービスを生み出し提供出来ると解っているからこそ国も公共事業等財政出動させることができるわけで、我が国の場合日本円を国が発行出来るわけですから、生み出せるモノやサービスの分いくらでもお金は増やせるのです。

 

筆者Q・・・なんかよくわからないような気もしますが、例えば国の公共事業とかに出したお金は100兆円しかないが国の中を回って200兆円になる。税金で50兆円集めた。国のお金の残りは50兆円、貸しているお金が50兆円、この部分だけはプラマイ0。だが通帳には100兆円借金のような形で残る。国の通帳は毎年新しいものになるが予算を組む時にこの借金も更新されて増えてきてしまった。

 

Razi・・だいたい合ってます(笑)

① 実際にはまず政府は政府小切手50兆円分をゼネコンに渡す(先に述べた様にゼネコンが50兆円以上のモノやサービスを生み出せると解っているから)

②ゼネコンはそれを銀行に持っていく、ゼネコンの通帳に50兆と記入される

③ゼネコンはそれを子会社や従業員への支払いに充てる

④銀行はそれを日銀にもっていく、その銀行の日銀当座預金が増える

さて、政府&日銀のお金はどうなりましたか?

 

筆者Q・・・政府と日銀を一つの組織と考えるならば一周回って、増えも減りもしてませんね。つまり出したお金は戻ってくるが世の中でそのお金は実は増えている、モノやサービスを生み出せる能力の範囲、国が財政出動させればその分全体は豊かになるという事か。

であるならば日本の場合国の借金は増え続けてもその分成長も出来るということになりますね。

 

Razi・・そうです。日本の場合自国通貨を発行し民間・国民の側に回す事が出来ますが(日銀がお金を作り政府に渡し政府は国債を発行し日銀に渡す)国によっては自国通貨を自由に発行できないので事情は変わってきます。

(ユーロ建てのギリシャのように)発行できない国の場合海外からの借金がありかつモノやサービスを生み出す力が無くなれば、あるもの(文化遺産、港や空港の権利etc)を売りつくした後は借金返済出来なくなり(破産)してしまいます。

 

筆者Q・・・しかしこのお金の移動だけで、現金が増えてないにも関わらずみんなが成長し社会全体も発展していく仕組みはすごいですね。

初めに登場した後輩の方は簡単に理解していただけましたか?

 

Razi・・チンプンカンプンでした(笑)

 

筆者Q・・・私も(ないお金)があたかもあるかの様に増えていく仕組みはなかなか、人に説明は出来ませんね

長くなってしまいました。今度このバーチャルなお金が実際に価値を生み出していく仕組みを教えて下さい。

尚、解りやすくするためザックリとした表現で説明させていただいてます。

何卒、ご了承の程

それではまた

 

 

 

 



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