ファブリ世界名曲集:平凡社から1970年に発売された解説書+レコードのシリーズ。
何故か#36のヨハン・シュトラウスが今でも手元にあります。
題名は最近では「美しく青きドナウ」あるいは「美しく碧きドナウ」となっていることが多いようです。
12ページの解説と25cmのLPレコードがセットになっています。
この25cmは少数派で、現在のレコードプレーヤーでは通常の30cmLPと17cmのドーナッツ版しか自動再生の設定がありません。(手動では演奏可能)
比較の意味で3種類のレコードを並べてみました。
40小節にわたる長い序奏のあとに変化に富んだ5種類のワルツが続き、終結部では全メロディーが渾然と出てきます。
厳密には5種類のワルツが各々2種類のテーマを持つのでメロディーとしては10種類になります。
(演奏:インスブルック交響楽団)
http://www.youtube.com/watch?v=epVb4gELXbE
オーケストラの曲だとずっと思っていたのですが、最初はウィーン男声合唱団の依頼で作曲された合唱曲だったそうです。これは歌詞が陰気でそれほど人気がでなくて、オーケストラ版が出来てから広まったという経緯があります。
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