ひとやすみ(風のいろ:別館)

あなたは私のいのちを穴から引き上げてくださいました(ヨナ)
闇の中に座っていても主がわたしの光である(ミカ)

「どろがめ」 抜粋

2008年05月17日 | Faith
<どろがめ>より

p175
「天路歴程」の絵本

p193
「私達人間は愚かな者ですねえ。こんなに辛い経験を通してでなければ、神様のお気持ちがわからないのですから。そんな愚かな私達のために、御子を十字架に架けなけばならなかった御父のお気持ちはどんなにお苦しかったことでしょう。裕太君、お祈りしましょう


p227
「・・・・・・『神は御心を成さんために、汝らのうちに働き、汝らをして志を立て、業をおこなわしめし給えばなり。汝らつぶやかず、疑わずして、すべてのことをおこなえ』
人間は、自分で思いついて自分でした、て思い上がるばってん、神様が、あればしよう、こればやろうと思わしてくださるとよ。わしらを励まし、それを成し遂げさせてくださるのも神様ご自身たい。よかか、すべての事は人間の願いや努力によるとではなか、我らを憐れんでくださる神様によるとたい。これば忘れちゃあならん。」

p249
「玉田長老さん、あんたも大工の棟梁や。家一軒建つる時に、図面から使う木まですべてのことを知っとるとはあんただけたい。下のもんは『これせぇ、あれせぇ』と言われて『へい』て言われた通りにするだけやなかか? 御神様もそうたい。ご自分の民すべてをご存じなんはこのお方だけたい。御霊のことは御霊だけがご存じである。しもべにすぎんわしらが、ご主人様の心すべてを知ろうったってそうはいかん。それは浅知恵、傲慢ていうもんたい。」

p253
「わしらの務めは教会を守ることじゃなか。神様のみことばを守ることが努めたい。日々守れるよう祈り、聖霊様のお導きに忠実に生きていくことたい。それ以外のことは考えんでよか。・・・・・・・」

p279
「人間いつかは死ぬ。ちりはもとあった地に帰り、霊はこれをくださった神様に帰る。わしらは母の胎から出てきた時のように、また裸でもとの所に帰る。何一つ手に携えて行くことはできん。
いと、高き方よ。わしはあなたを喜び、誇ります。」

p313
「そんとおりばい。すべてのよき物は神様からの頂きものだけんな、自分が頑張って得たものやと思うてはいかん。困っておる人達を助け、人に分け与えるころが大切ばい。・・・・・」

p316
「『人もし我に従い来たらんと思わば、己を捨て、己が十字架を負いて、我に従え。・・・・』
イエス様はきびしかことを言わすなぁ、て思うかもしれん。ばってん、これほどありがたいお言葉はなか。神様のわしらに対する目的は、はっきりしておる。それは滅びるな、永遠の命に移れ、ということたい。たかだか八〇年、長くても一〇〇年ほどのこの世で、全世界の富と栄光を得たとしても、その後に続く永遠の命を失うてしもうたら、なんにもならんやろうがて。
そのためには、罪を犯した自分を十字架につけて捨て去り、聖霊様によって新しく生まれ変わる、新しい人間になる、これだけたい。頑張っていい人になろう、人に誉めてもらおうと思わんでもよかと。ただ、この世で神様が、それぞれにお与えくださった使命を全うすればよか。
この世におる間は、それがうまくできたかどうかはわからん。ばってん・・・・・・・」


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