仮面の裏

日常の吐き出し場。嬉しいことで半分以上占められたらいいな〜。カテゴリの○は気持ちが明るい。×は暗い。△はその間。

エピソード7〜かえるの合唱好きすぎて〜

2021-04-19 18:59:00 | 保育中のエピソード
過去記事(エプロンコミュニケーション)でエプロンについて語ったのですが、カエルのエプロンでのお話。



かえる(の合唱)が好きな1歳児達。
私がこのエプロンを着ていくと必ず指さして歌えと主張してきます

その度ご要望にお答えするのですが…

そのエプロンを着けていない時のこと。

子ども達が わーわー (玩具の取り合いとか押し合い引っ張り合いなど危ない状況で)落ち着かず収集がとなることがあるんです。その時は、何か一つのことに集中させれば一先ず落ち着くかな〜この危ない行動やめてくれるかな〜と子ども達が好きな歌を歌って気を引いたりするんですね。

そしてその時歌ったのが、
かえるの合唱

目の前にいたゆうたくん(仮名)が、歌いながらカエルがいるポケットの方に手を巡らしながら目をやる…が、カエルがいない
キョロキョロしながらカエルを探していました

思わず、
「あっごめん 今日はカエルいないんだ」
と言っちゃいました。

エプロンにカエルがいることを覚えていて、しかもその位置も完璧に覚えていて、おもしろ可愛いゆうたくん
いやもう可愛すぎでしょ
もう記事読んでくれた方にその光景を見せたいくらい〜

はい、その場は素敵になりました。
かえるの合唱に合わせてジャンプしながら歌を歌い、終わればそれぞれまた好きな遊びに変わりました
(もう1回歌えと催促する子ももちろんいたのですよ)

エピソード6〜きんぎょのふん〜

2021-04-12 19:19:00 | 保育中のエピソード
本職場での私の一日の始まりは、おおよそ決まっています。
環境整備を行う前に1歳児(or 0歳児)のお部屋へ行って、「おはよ〜ぅ!」と挨拶をしに行くことです。

みんなわらわら集まってくるのでひとりひとりに

「ゆまちゃん おはよ」
「けんたくん〜!おはよ!」
「りんくんおっはよー!」
(全て仮名です)

って感じで寄ってくる子みんなに挨拶しまするもちろん寄ってこなくても、歩いてすれ違う子とかにも名前呼んで挨拶します。

あの、もちろん職務放棄している訳ではなくて、お部屋落ち着いてるかな?補助必要かな?という確認の為ですよ?(確認の為に行ってますが気持ちは子どもと絡みたい120%)

そんなこんな、お部屋に入り奥の方まで進んで後ろを振り向くと、入口で出迎えてくれた子達が引っ付いてきているではありませんか

なんて 可愛い子達
お部屋大丈夫そうだから私もう出るのに
君らをさらっていきたいよ

はい、惚気話でした

子ども達を満たしてあげたいのに、どう考えても自分が満たされてますよね
ありがとうね、みんな

エピソード5〜誤報に怯える〜

2021-04-02 20:01:00 | 保育中のエピソード
とある日、出勤するくらいの朝早く。

園から火災報知器が鳴っていました。

もちろん私も向かっている途中です。

しかしあることがよぎってそこまで急ぎはしなかったんです。



ーーー

朝8時以降のこと、いつの間にか園では朝CDの曲を流すようになりました。しかし数日後、設定中に謝って火災報知器が鳴りました。

ーーー

そうですコレです。今回も、きっと間違えたんだろうと。
園の前まで来てもやはり避難している様子はなく、想像した通りのことになっていました…

出勤後、0~1歳児が警報に怯えてないか気になったのでまずは0歳児の様子を見に行ったのですが、保育室へ入ってそうそう

保育士「向こうに行ってきて!」

私「あ、1歳児ですか?」

保育士「向こうが大変してる!!!」

そんな会話をしながら0歳児の子達へ目をやるが、確かになんともない。平然としている。

誤報はまだ鳴っている。

すぐ横の1歳児クラスへ行くと、

あまりの光景に私は不覚にも笑ってしまいました

私「え!みんなビシって綺麗に並んでどうしたの!?w」(面白すぎて笑いが堪えられない)

部屋の奥、壁側に手作り長椅子(牛乳パック)が並んでいるのですが、10名以上の子達と1人の保育士が一緒にそこに座っていたのです。

皆、真顔や怯えた顔や泣いてる子や…

とりあえずその列に笑っている子はいませんでした

廊下側の方にいる4~5人は平気だったようで、0歳児のように普通に遊んでいました

普段避難訓練する時も怯える子はちょっといるし、保育士達もそこは真剣に対応するので、きっとその印象からも"怖いことが起きている"と感じ取ってしまう子どももいるのでしょうか?

さすがにこの時はちょっと可哀想だったので、奥に並んだ子ども達に

私「大丈夫だよ、怖くないよ〜。なんでもないから、遊んでていいんだよ」

と近づきながら満面の笑みで(マスクで隠れてるけど)声をかけてあげました

一応部屋にいる保育士達にも誤報の経緯を伝えつつ…

綺麗に並んで座ってたうちの半分以上が、わーっと私に集まってくる。

「こわくないよねー!」
「またなるよ」
「☆@#*#」(何言ってる?w)

と色々声がとんでくる(笑)

しゃがんで抱きしめたり腕を伸ばしてとりあえず体に触れて安心感を与えようとする私。

「こわくないよねー!」なんていう子は自分に言い聞かせてるような感じだし、「またなるよ」って言う子は1度止まって安心かと思えばまた鳴りだすっていうのをきちんと覚えていてそれを警戒している。何言ってるかわかんない子はとにかく怖いらしい。目に溜まった涙が語っているよ…

怖がっているところを笑ってしまって申し訳ないが、普段室内を走り回って大変な子があの列の中に混ざって大人しくなっていたのが本当に面白可愛くて

とりあえず助けを求めてくる子ども達には大丈夫だからねと一人一人声掛けをし、警報も鳴らなくなり、少しずつ部屋中にバラける子ども達。

遊べるようになってくれて良かった

私が来てから子ども達が恐怖を訴えに来た様子を見て、「担任じゃないからこの子達とずっと一緒なわけじゃないけど、こういう時に安心させることができる存在には少しはなれてるんだな」となんだかほっこり嬉しかったです。

ああダメだ。並んだ光景は今思い出してもめちゃめちゃ笑える(ごめん)



追記👉
もちろん誤報だと察したとしてもそればかりだと本当の時に後悔するのできちんと急ぐべき!今後は私も気をつけます。

エピソード4〜ハブラシでボケないで〜

2021-03-24 17:42:00 | 保育中のエピソード
ある日の4歳児クラス。
給食を食べ終わり次第、各自で
歯磨き・顔体拭き・着替え
をするのだが。



ゆうき(仮名)「ゆうきのハブラシがない(ふくれっ面)」

子どもが自分で探せないこともあるので、

私「もう一度よく見てごらん?」

と言いながら私もハブラシ立てとにらめっこ。

ハブラシ立ての作り的に
名前を探すのが大変なため、

私「どんな色?」

ゆうき「あか(ふくれっ面)」

私「(多いな…)赤のどんな絵?」

ゆうき「トムとジェリー(ふくれっ面)」

(     んんんんんん?    )

私「赤でトムとジェリーは無いよ?」

ゆうき「あったっ!」

指をさすその先は…

ゆうき「たくみ(仮名)がもってる!!!」

(おい)

(使ってんじゃねーか!!!)

きょとん、とした顔でこちらを見るたくみくん。

私「たくみくん、ハブラシちゃんと見て使ってよ?」

(げっ ほうれん草かなんか付いてっぞ…)

洗剤で洗った後、
ゆうきくんに返してあげました

そしてすぐに

私「たくみくん、ハブラシ無いの?何色?」

と、再びハブラシ立てとにらめっこ始める私。

元気よく、

たくみ「あお!」

(っ て お ー ー ー い 青かい!!!)

私「青なの?さっき使ってたのは赤だよ?ちゃんと見なきゃ〜 人の歯ブラシは使っちゃダメだよ」



こんなことがありました。
タオルの間違いならまだしも歯ブラシは口に入れるものだから本当やめてくれ〜〜

多分なんですけど、ゆうきくんはきっと間違えた訳では無いのかもなと。
今は青いハブラシだけど、ひょっとして前回が赤いハブラシで、その記憶につられて勘違いしたのかもなと。トムとジェリーは違うと思いますけど。

大人でもあるじゃないですか。そういうこと。大人なら弁解できるけど、子どもはそういう弁解も難しいですよね。
この子は月齢が低いこともあり他の子より抜けてるように見えることも多いですそれだけじゃないとは思うんですけど。

今後は気をつけておくれ☆

エピソード3〜報告ありがとう〜

2021-03-21 14:08:00 | 保育中のエピソード
2歳児のお散歩に付き添った時のこと。



お散歩先で水分補給をする為、各自持参のマイコップを持っていきます。もちろん自分の巾着に入れて、自分で持ち歩きます。
こんな感じ

歩く時は子ども同士2人ペアで手を繋いで並んで歩く為、巾着を触りながら歩くことはできません。
※手を離したり巾着を気にしている様子があると注意します。

持ち方はこんな感じ
おばあさんのイラストしか探せなかった



そして目的地まで半分歩いた頃、車が通らない安全の場所(公園敷地内)だからと手を離して歩くのを認められ、それぞれのペースで先頭の保育士Aについていく。
それからおかしなことに気づく。

私「あれ?かずまくん(仮名)、コップは?」

かずま「ん?」

保育士B「ごめん10puraさん、探してきてもらっていい?」

私「はい、見てきますね」

と来た道を戻っていく。戻りながら、自身の記憶を辿る。

あれ?私ずっとあの子の後ろ歩いていたのに落としたの気づかないとかある?音鳴るだろうし、踏んでしまいそうだよな。どの手に持ってたっけ?…あ。

左右のどこに持ってたのかを思い出し、一つの可能性が浮かぶ。

その可能性を黙ったたまま、ひとまず最後尾にいた保育士Cに「かずまくんのコップ見ませんでしたか?」と聞いたがやはり見ていない、と。これは私の思いついた可能性が濃厚では?

すると、大声でも届くか届かないかの距離にいたかずまくんが、手に巾着(マイコップ)を持って私のところまで走ってくる。

かずま「せーんせぇー!あったよぉー!せんせ、あった!!!

は〜 良かった

目の前まで来たかずまくんが、手に持ってそれを上にあげて見せつけてくる。

私「見つかったんだね、良かったね〜!」

かずまくんはまた前の方へ全力で走っていく。

結論なんですが、かずまくんはお友達と手を繋いでいる方に巾着を持っていたんです。そうやって歩いている間にかずまくんの腕からお友達の腕に移ってしまっていて、気づかないまま手を離して歩き出したという訳です。

私の思いついた可能性そのまんまでしたwww本当笑わせてくれます

お友達も気づかないまま巾着2つ持ってるなんておもしろ可愛いですね

何よりも、かずまくんが『せんせいが探してくれている』ということを意識して、見つけたよ!とわざわざ報告しに来てくれたことがほっこりしましたなんて素敵な子なんでしょ。放ったらかしにされず、私はとっても嬉しかったです



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