≪ベラルーシでわかった放射能の真実≫
ところがロシアでチェルノブイリ事故が起こり、ロシアが共産主義を止めて、
つまり世界金融支配体制から脱却したことから真実が発信されるようになりました。
ベラルーシは、チェルノブイリから北西に細長くのびる国です。
日本で言えば、フクシマから関東ぐらいの位置関係でしょうか。
そのベラルーシで、事故当時、つまり30年前に生まれた世代が今、
親となって生んでいる赤ん坊のうち、
正常児は僅か2%しかいないというショッキングな事実です。
つまり、98%の新生児は、何らかの遺伝子異常児なのです。
間違いなくα線またはβ線による内部被爆の影響です。
もし、日本でこのような異常児が確認されても、
「原因不明」で片づけられます。
もうおわかりだと思いますが、
「2km以内」の「γ線年間換算100ミリシーベルト以上」
の「基準」にないからです。
これから日本で内部被爆でいくら突然死や癌その他の病気や奇形児が生まれても、
一切放射能とは無関係に処置されます。
もちろん、取り上げるメディアはあり得ません。
草の根口コミネットで真実を知る他ありません。
もっとも、チェルノブイリ事故では、ロシアは国家を上げて迅速に対応しました。
ロシア最高の伝説の英雄と言われるバレンコフ元帥が現地指揮を執って、
約2万人の軍人が文字通り死を賭してトンネルを掘り、
鉛とホウ酸を敷き詰めてメルトスルーを封じ込めたのです。
その上にわずか2週間で石棺を作り爆発した原子炉を完璧に封じ込めました。
それでも30年経ち、強い放射線等で
老朽化した石棺を建て替えています。
要するに、チェルノブイリでは、死の灰は2週間しか降らなかったのです。
それでも、30年経って影響が出ているのです。
では、今から30年後、今生まれている赤ん坊達が子供を産む世代になったとき、
ベラルーシはどうなるのでしょうか・・。
そうです。
3代でベラルーシという国が亡くなる恐れがあるのです・・。
原発を使うと言うことは、このように未来への子供たちへの影響のことを
第一義的に考えることが必要ではないでしょうか。
≪日本の現状≫
さらにショッキングな情報は、現在の都内の放射能は、
内部被爆換算でベラルーシの2倍から3倍と見られることです。
しかもフクシマでは原発事故から6年経とうというのに、
未だメルトスルーした核燃料が手つかずのままなすすべもなく放置されているという現状です。
使用済み核燃料は、使用後50年間水で冷やさないと熱をだして暴走します。
つまりメルトスルーした燃料に水をかけ続けなければならず、
水は放射性汚染水と放射性水蒸気となって日々刻々日本を地球を汚染し続けます。
そのメルトスルーした使用済み核燃料の量は、
1号炉から3号炉まで合わせてなんと830トン!!。
ちなみに広島の原爆は、ウラン235が僅か700グラム爆発しただけです。
さらに各炉の使用済み核燃料保管プールに、その2~3倍の使用済み核燃料。
さらにさらに10年から50年冷やす共通プールに1本約170kgの
使用済み燃料棒約6000本・約1000トン。
つまり、保管能力の80~90%が満杯なのです。
この状況は、日本中の原発の共通の現状です。
要するに、人類が処理できない使用済み核燃料を
安全に保管する場所が日本にはないのです。
青森六ヶ所村の使用済み核燃料保管施設は、
あくまで永久保管地域を決めて処理するまでの臨時の「中間」施設なのです。
青森県との契約で2035年にはすべて搬出して
永久保管庫に移動させなければなりません。
地震列島日本のどこに24万年安全に保管する場所、
施設があるのでしょうか?
この原発の「真相」だけわかっただけでも、
これ以上原発に頼っては行けないのは、小学生でもわかります。
にもかかわらず、先日も高浜3号炉等が再稼働をはじめました。
フクシマ原発事故後3基目の再稼働で、しかもウラン235よりも危険な
ウランとプルトニウムを混ぜたMOXという核燃料を使うプルサーマル原子炉です。
さらに国と企業が一体化して、英国・フィンランド・リトアニア・ブルガリア・
ベトナム・トルコ・インドへの原発の輸出に力を注いでいます。
何故、原爆被爆国で、しかもフクシマ事故まで起こした日本で
原発が止められないのか。
単に「経済」の問題でないのは、もう理解出来ると思います。
日本を真に支配する輩の「命令」なのです。
池田整二
http://ikedaseiji.info/2017/09/post-558.html
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