Rider.s for Childrenが発足してからメンバーで育てた
去年収穫した種は…
今年の3月に亘理町吉田の
宮前仮設に住まう子どもたちに託してきました
と、同時に…
大阪のメンバーさんが植えていたひまわり…
今年も芽を出しました
ここからまた…
元気に大きく育って花を咲かせてほしいものです
はるかのひまわりの由来
兵庫県神戸市東灘区に住む、お姉さんと4歳年下の妹・はるかさん は仲の良い元気一杯の姉妹でした。
お姉さんは、中学のハンドボール部でゴールキーパーとして全国大会に出場するほどのスポーツ少女。
はるかちゃんは動物 が大好きで、隣の家のオウムまでかわいがり、笑顔のたえない活発でオテンバな女の子でした。
平成7年1月17日の明け方、5時46分、大きな地震が襲いました。
木造の建物は、その揺れでひとたまりもなく崩れてしまい、2階に寝ていた、お姉さんは なんとか自力で脱出したものの
2階部分が崩れ落ち、1階は完全に押しつぶされていました。
「はるかは?どこや?はるかがいない」はるかちゃんがガレキの下から発見されたのは、地震発生から7時間後。
近くの高校に設けられた遺体安置所にいったお姉さんは、内出血で腫れ上がった遺体の顔を一目見て思いました。
(こんなん、はるかやない。はるかと違う)
妹の死をやっと納得できたのは、震災の混乱の中で形 ばかりのお葬式が終わり、納骨を済ませたときでした。
(はるかはもういないんやなぁ・・・)
震災から半年後、かつてはるかちゃんの家があった空き地、はるかちゃんの遺体を発見した場所。
驚いたことに、そこに無数のひまわりの花が、力強く、太陽に向っ て咲いていました。
お母さんはひまわりを見て「娘がひまわりとなって帰ってきた」と涙しました。
近所の人たちは、この花をこう呼びました。
『はるかのひまわり』
何も無くなってしまった町の空に、次々に咲いた大輪の花はたくさんの人を励まし勇気付けました。