那智大社から紀伊勝浦駅へとバスで戻ったら、紀勢本線に乗って串本へと移動します。

真っ青な105系。
広島地区のまっ黄色を思い出すようなカラーリングですね。
お昼ごはんは紀伊勝浦駅で購入した駅弁「鮪素停育(まぐろすていく)」です。
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おかずはマグロステーキが3切れと、玉子焼き、エビ、ウインナー。
ご飯ものが俵型の白米だけでなく、めはりずしにさんま寿司と和歌山名物が入っているのが嬉しいですね。
メインのマグロステーキはマグロ独特のニオイを抜くために、
片栗粉をまぶして揚げたあとに冷水にくぐらせているんだとか。
揚げた後に水とは、よく思いついたなぁ。
紀伊勝浦からおよそ45分で串本駅に到着です。

ここが本州最南端の駅、串本。

橋杭岩
さっそく潮岬へ……といきたいところですが、バスのダイヤを考慮してまずは橋杭岩に行きました。串本駅から海沿いを歩くこと20分ほどでたどり着きます。

大小40ほどの岩が850mに渡り連なっています。
写真で見たときには「行っても行かなくてもどっちでもいいや」
と思ってましたが、実物を見たらなかなかの迫力でびっくり。
橋杭岩を見たら、道の駅くしもと橋杭岩の前のバス停からバスに乗り込み、本州最南端の地、潮岬を目指します。
本州最南端の地へ
潮岬灯台バス停でバスを降りて、徒歩2分で潮岬灯台に到着です。夏に行った日御碕灯台みたいにバス停から遠い、なんてことはありません。

潮岬灯台。
1878年に建てられた石造の灯台です。
この灯台も登ることができます。

上からの眺めはさすが。
見渡す限りに広がる太平洋。
やっぱり岬巡りって良いですね。


本州最南端の碑。
実際の最南端は、この写真の奥に見える岩場「クレ崎」です。
本州四端とは次の4ヶ所。
北端:青森県大間町大間崎 東端:岩手県宮古市トドヶ崎 南端:和歌山県串本町潮岬 西端:山口県下関市毘沙ノ鼻 | ![]() |
この四端のある4自治体では、本州四端踏破ラリーなるものを実施しています。
本州四端踏破ラリー | 下関市 http://www.city.shimonoseki.lg.jp/www/toppage/1001000000000/APM03000.html
四端全てに到達し、到達証明書またはその場で撮った自身の写真を送ると、
本州四端各市町の首長直筆サイン入りの本州四端踏破証明書と本州四端オリジナル記念品を貰えるというものです。
挑戦して……みます?(笑)
本州最南端の碑の近くに潮岬観光タワーがあったので、昇ってみました。

入場料300円を支払うと、本州最南端到達証明書を貰えます。

タワー屋上からの眺め。
潮岬灯台よりも高いため、見晴らしがより良いです。
ただし風がとても強い!
写真中央に見える岩場がクレ崎です。
夕飯:かつを茶漬け
夕飯はなににしようかと考えながら情報誌をめくっていたら、かつを茶漬けで有名な「萬口」というお店が載っていたので、行ってみることに。

かつを茶漬け。
そのままだとゴマだれに漬けたカツオのどんぶり。
1杯目はそのままいただきます。

そして2杯目はお茶漬けで。
茶漬けにすると、ゴマの香ばしい風味が際立つようになり、
そのままで食べるよりずっと美味しくなりました。
この日は非常に寒い日で、本州最南端の地だというのに(緯度で言えば八丈島と同じくらい!)、
最高気温が7℃、最低気温は2℃という珍しいことになっていました。
とっととホテルに帰り温泉で温まったら、次の日に備えて寝てしまいました。
明日はいよいよ、熊野本宮大社をお参りします。