
さて黒部ダム鈍行ツアー初日です。
この日のルートは次の通り。

東京駅を含めて乗り換え5回、走行距離532.7km、所要時間10時間半です。
まず言えることは、とにかく静岡がでかい!(笑)
沼津を越え静岡を越えても、まだまだ静岡。特に掛川袋井あたりの牧の原台地が長いです。
浜松が見えてくるとようやく静岡も終わりで一安心なんですが、今度は豊橋から名古屋までが長いのです……
岐阜に着くまでの間にかなりげんなりしておりました(;´~`)

お昼ごはんは豊橋駅で購入した稲荷寿し(480円)。
日本一美味しい稲荷ずしとの評判もある逸品です。
油揚げを20分ほど熱湯で油抜きした後、発売以来つぎ足し使っているタレで40分間煮ているんだとか。
油っぽくなくて確かにおいしいです。ただ、味付けは関東人には甘すぎるかも。
7つをひとりで完食するのはちょっと大変でした。
岐阜駅で高山本線に乗り換えです。列車はキハ47系。
来てみて気付いたのですが、高山本線って全線非電化区間だったのですね。

で、これがまたなかなかレトロな車両でして、車内に扇風機があります!

東京の電車にも昔は扇風機が付いていましたが、こいつは車両の壁に扇風機のスイッチがあるのです。

高山本線は鵜沼以降、木曽川とその支流である飛騨川に沿って進みます。
ひたすらひたすら川沿いに進むので、車窓の景色は山と木と川ばかりです。
けれどなかなか見ごたえのある風景でしたよ。

列車が古いので乗り心地はよろしくありませんが、それでもこの景色を見られるのなら、
もう一度全線乗ってもいいかな、って思いました。

温泉で有名な下呂(げろ)駅。
何度見ても名前が気になります(笑)

下があるんだから上もある、ってことで上呂駅もあったんですね。
下のほうばかりが有名なので、全然知りませんでした。
途中、反対方面の特急が来なくて30分ほど遅れたりもしましたが、
岐阜駅から4時間弱をかけてようやく高山駅に到着しました。
東京を6時半に出たのに、着いた頃にはもう17時。
鈍行列車の旅はやっぱり大変です。

