
去年春に購入したカラーeインク8インチタブレット、BOOX Nova3 Colorはペンによる手書き入力に対応しています。
これまではあまり使っていなかった手書き機能ですが、先日「透過スクリーンセーバー」という機能を知りまして。
【活用法】意外と知られていないのが、現在の画面をそのままにしてサスペンドする機能。#Eink ならではの電子端末の使い方ですね。#電子ノート の画面をそのまま固定して持ち出せます…スーパーへの買い物にも。あ、大切な情報を表示させたまま、これ、やらないように、お気をつけください! #BOOX pic.twitter.com/x8Fg7xhY6L
— ONYX BOOX 日本 (@OnyxBooxJP) February 2, 2022
これは電源ボタンを押した際に、直前に表示されていたものを保持した状態でスリープに入るというもの。
書き換え時にのみ電力を消費する、eインクの特性を生かした機能なのです。
(ただし直前に表示されていた内容を問答無用で表示させっぱなしにしてしまうので、取り扱いには注意が必要です)
これを知ってからというもの、手書きメモの使用頻度がぐっと増えました。
そうなると自宅のデスクに置いておくスタイラスが欲しくなり、探してみることにしたわけです。
まずはBOOX純正のスタイラス。
BOOX 三角スタイラスペン ブラック – SKTNETSHOP https://sktnetshop.com/collections/accessory/products/boox-三角スタイラスペン-ブラック
こちら5,280円です。
これを買えば間違いはないのですが、もう少し安いものはないのか探してみます。
BOOXシリーズで使えるスタイラスは、Wacom feel IT Technologies対応のもの。
電磁誘導式で電池のいらない、いわゆるEMRタイプのものです。
Wacomのペンといっても色々あるので、間違えないようにしないといけません。
ワコムの電磁誘導ペン(EMR)は現在4種類もある上に全部互換性がなくてめちゃ分かりづらいのでまとめておく - 肉うどん https://29udon.com/6143.html
Wacom feel IT Technologiesに対応したスタイラスというと、例えばHi-uniとコラボしたこれとか。
ドイツの文房具メーカー、ステッドラーのものとか。
文房具メーカーが関わるものが結構あります。
ただ、これだと純正のスタイラスと同じくらいの金額です。
Hi-uniコラボの方は安めではありますが、気軽に使うにはちょっとだけ高い気もします。
ではもう少し安いものはないものかと探してみたところ、ドスパラのraytrektab用スタイラスにたどり着きました。
THIRDWAVE raytrektab Stylus S2(レイトレックタブ用スタイラスペン) |パソコン通販のドスパラ【公式】 https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_parts.php?ic=468324&lf=0
これはドスパラが販売している、イラスト描き用の10インチWindowsタブレット「raytrektab」用のスタイラス。
本当はテールスイッチのある8インチraytrektab用のスタイラスの方がよかったんですが、
そちらはすでに販売終了しているので10インチ用の白い方を買いました。
BOOX Nova3 Color付属スタイラスとの比較

BOOX Nova3 Colorに付属していた純正スタイラスと比べると、raytrektab Stylus S2は本体もペン先も細めです。
BOOX純正のスタイラスは、4色ボールペンくらいの太さがあります。
また、断面も角の丸い三角形になっていて、持ちやすいし転がりにくくもなっています。
raytrektab Stylus S2は、BOOX純正のものと比べるとかなり細めです。
筆記具で例えるならば、鉛筆と同じくらいの太さでしょうか。
そして断面は円形です。
ただし細くても本体表面がザラザラしていて滑らず握れるため、書きにくいとは感じません。
軽くて取り回しもよく、BOOXに手軽にメモを描けます。

ペン先の細さも問題なし。
細い分描いている場所がよく見えるので、ひょっとすると付属スタイラスより書きやすいかもしれません。
ただし本体に刺さる部分も細くなっているので、純正のペン先との互換性はありません。
試してみたところ
純正ペン先:raytrektab stylus S2本体に挿さらない
raytrektab stylus S2ペン先:純正スタイラスに挿し込むと奥まで入って取るのに苦労する
という結果でした。
それから付属スタイラスにはテールスイッチがついていて、手書きメモアプリではこれが消しゴムとして機能しますが、
raytrektab stylus S2にはテールスイッチはないので、逆さに持って消しゴムとして使うことはできません。
これに関しては手書きメモアプリの「輪投げツール」を使って、選択したのち削除するという運用でカバーできるかと思います。
BOOX用に予備のスタイラスを買うなら、raytrektab stylus S2はアリですね。
テールスイッチが無いこと以外は問題なく使えるし、なにより2200円という安さが魅力です。
この価格なら、予備でもう1本買っておいてもいいかもしれません。