1日目後半、袋田の滝からこの日の宿泊地である福島を目指します。

まずは路線バスで滝本から袋田駅に戻ります。

水郡線には奥久慈清流ラインという愛称がついてるんですね。
袋田を出るとすぐに茨城県から福島県に入ります。
ぼーっとしていたら、いつの間にか窓の外は銀世界。

県境を越えたらこんなに一気に変わるとは。
袋田から揺られること2時間で郡山に到着です。
奥久慈から来ると、とんでもなく都会ですねぇ。

ここからは東北本線に乗り換え、福島へと移動します。

この辺りは2,3回乗ったことがあるので、特に新鮮味は無し。
45分ほどで福島に到着です。

夕飯:福島餃子
福島に着いたらまずは宿にチェックイン。5年前の駅名しりとりの旅みちのく編でも泊まった、グリーンホテル福島館さんにまたお世話になりました。

駅の目の前にあるのに安く、さらにベッドの質がとても良くぐっすり眠れたのを覚えていたのです。
個人の旅行で同じ宿に再び泊まったのは初めてかな。
こういうのが増えていったらいいですね。
さて荷物を置いたら夕飯を食べに出かけましょう。
福島のご当地グルメというと、実は福島餃子というものがあります。
福島市は満州から引き揚げてきた人たちが多くおり、そうした人たちが満州で覚えてきた
餃子の専門店を戦後に開いたことで、福島餃子が広まっていったんだとか。
実は前回駅名しりとりの旅で訪れた際に、ご当地グルメとしてその存在を知っていたのです。
ただ、餃子屋のマップを片手に巡った店はどこも「ザ・地元の飲み屋」といった外観で、
まだ若かったせいか、その入りにくさに二の足を踏んでしまい食べずじまいだったのです。
なので今回はそれのリベンジ。
川鳥さんに行ってみました。

入口はこんな感じ。
口コミサイトで事前情報を仕入れていなければ、
再びしり込みして素通りしていたかも。

1人だったのでカウンターに通されました。
餃子屋というよりは飲み屋の雰囲気ですね。
それもそのはず、福島では餃子はお酒のお供。

いただいたのは焼き餃子10個と水餃子10個。
通常サイズだとどちらも20個入りですが、一人客用にハーフセットが用意されているのです。
焼き餃子も水餃子もものはまったく同じ餃子で、
それを別々のやり方で調理しています。
焼き餃子は円盤状に並べ、多めの油と強めの火力でフライパンでカリッと焼き上げたもの。
サクサクの食感を楽しめます。

一方水餃子の方は、とろろ昆布の入ったスープと一緒にいただくもの。
もっちりした皮の食感を楽しめるので、焼き餃子とはまったく違います。
具がキャベツとタマネギを中心としたあっさり系なので、
わりとシャリシャリとした食感をしています。
個人的にはスープとともに食べる水餃子の方がするっと入って食べやすいかな。
焼き餃子を水餃子のスープに浸してから食べるのもアリです。
ちなみにお酒のお供という福島餃子のポジションのため、
多くの餃子屋は飲み屋と同じように夜だけの営業となっています。
営業時間にはくれぐれもご注意を。
1日目はこれで終わり。

上野から奥久慈を通り抜けて福島まで。
2日目は新地駅を再訪し、仙山線を乗りつぶして米沢へ向かいます。