
撮影機材がK-3とK-01になってから3年が過ぎました。
旅行に散歩に連れていけば納得の写真が撮れるので、どちらのカメラも気に入っています。
ただひとつ欠点を挙げるなら、なにかのついでに持っていくには重たすぎることでしょうか。
本体だけでもK-3なら800g、軽量なK-01であっても560gあります。
これに軽量な単焦点であるHD21mm LimitedやDA40mmXSをつけたとしても、
数百グラムから1キロ近い荷物になってしまいます。
撮影する気マンマンなときなら1キロ以上の撮影機材を担いでいても苦ではないですが、
散歩のついでに運よくなにか撮影できたらいいなー程度の軽い気持ちのときに持ち出すにはいささか重すぎます。
そこで、気軽に使えるカメラを手に入れることにしました。
候補にあがったカメラ
まずは流行りの1インチセンサー高級コンデジ路線ではどうだろうと店頭で調べてみると、CanonではG7XもG9Xも作例を見てもなんだかしっくりこないし、操作性もピンとこなかったのでパス。
SONYのRX100M3は作例を見た感じではCanonより好みだったものの、ちょっと小さすぎてハンドリングに難あり。
ミラーレス一眼の方に移してみると、Nikon 1 J5はGF9+12-32mmとほぼ同じ重さなものの、
標準沈胴ズームレンズが重くてフロントヘビーでバランスが悪い。
PENTAX Q-S1は2014年のモデルであり、今更1/2.3インチセンサーを買うのは躊躇してしまう。
オリンパスのミラーレスだとOM-Dシリーズでは性能はよいがちょっと重すぎてサブとして買う意味がない。
なによりEVFの見え方がどうにも苦手なので、候補にすらならない。
PENシリーズはというと、これもボディ内手ブレ補正のせいでちょっと重たい。
Panasonic GX7は性能良いけど重い、あの重さならK-01持ち出すと思う。
という感じで色々触ってみたところ、PanasonicのGF9がサイズと画質のバランスに一番しっくりきました。
キットレンズも軽いのでバランスがよくハンドリングが良かったところもポイント高し。
ただしダブルレンズキットの価格が5月上旬段階で8万円と、お遊びで買うにはいささか値が張っていたため、
当初は中古4万円強で買えるGF7で妥協するつもりでした。
ところが同じことを考えている人が多かったようで、GF7ダブルズームキットの中古品は入荷するなりすぐに売り切れてしまい、
目を付けていたものが片っ端から売れてしまうというありさま。
それじゃあいっそ、最新モデルのGF9を買っちまえ!
と5月中旬に7万円まで下がってきた際に買ってしまったわけです。
とにかく小さいGF9
GF9はPanasonicのマイクロフォーサーズ一眼カメラの中では、ライトユーザー向けのモデルです。180度回転できる液晶が付くなど自撮りに向いたカメラで、カメラ女子デビューにもってこいというもの。
なのでとにもかくにも小さく軽いのがよいです。
バッテリー込みで本体269g、換算24-64mmとなる標準ズームレンズをつけても336gしかないし、望遠ズーム35-100mmF4.0-5.6(135g)とともに持ち出しても総重量471g。
普段APS-Cを使っている身としては衝撃的な軽さですね。K-01本体よりも100g近く軽いのですから。

手のひらに乗っちゃう一眼カメラ、素敵です。

DA40mm F2.8 XSとの最小構成のK-3と比べても、本当に小さい。

このボディサイズにローパスフィルタレス1600万画素。
キットレンズでも十分な解像感だと思います。
そして上位機種に搭載されていた4K動画も、GF9には盛り込まれました。
当然ながらその4K動画から切り出される4Kフォトにも対応と、
カメラ女子入門のためのエントリー機種とは思えないような機能の充実っぷりです。

センサーサイズが小さいマイクロフォーサーズはボケにくいと言われますが、
望遠ズームを使えばそれなりにはボケますね。

キットレンズは12-32mm(換算24-64mm)の標準沈胴ズームと、
25mm F1.7(換算50mm)の標準単焦点の2つ。
これだけでは望遠側が物足りないので、
35-100mm(換算70-200mm)の望遠沈胴ズームを中古で買い足しました。
ひとまずこれだけ揃えれば、お散歩カメラとしてはOKでしょう。
正直言ってサブカメラとして使うので、エクセレントなレンズは必要ないかなと考えてます。
あとはマクロレンズを買って、植物の接写ができるようになれば十分かな。
KマウントのD FA MACRO 100mmF2.8 WRを持っているので望遠マクロよりは、
LUMIX G MACRO 30mm/F2.8のような標準マクロのほうを狙いたいところ。
ところで、軽量なマイクロフォーサーズをサブカメラに据える場合、メインにはより力のあるシステムが欲しくなるわけですが、
ちょうどKマウントにはK-1というフルサイズ機がありまして(ry