
それでは岬めぐりコースを歩き始めましょう。
まずはスコトン岬から江戸屋山道を進み、スコトン岬展望台を経てゴロタ岬を目指します。
歩き始めて10分で、こんな風景。

風は強いですが、空は晴れてきました。
これは良い兆し。

スコトン岬から歩いてきて最初にある分岐を右へ。 ここの登り坂から江戸屋山道に入ります。 このあたりはアップダウンの緩い舗装路なので、特に苦労なく進めます。 観光ツアーではこの部分だけ歩くものも多いとか。 | ![]() |
8月の礼文島は花の盛りを過ぎてはいますが、それでも道端には色んな花が咲いています

黄色い花が目を引くトウゲブキ。

エゾカワラナデシコ。
これは花びらの形に特徴があるのですぐに見つかりますね。

これはツリガネニンジン。
私の行った8月初旬の岬めぐりコースでは
これが多く見られました。
という具合で色んな花を見つけて撮ることに集中していたら、道を間違えました(;´∀`)

鮑古丹の砂浜へと下る、景色のよい坂道。 しかしこちらを下ると、ゴロタ岬までまた登り返す羽目になります。 実は出発前に見ていたこちらの動画でも同じように道を間違えていたので、 下っている途中で「あれっ、これ間違えたんじゃね?」と気付きました。 分岐点まで引き返して、案内板をもう一度確認。 | ![]() |


ああなるほど。
どちらも目的地である「澄海岬」と書いてあったので、
間違えて右を選んでしまったようです。
気を取り直して進みます。
スコトン岬から45分ほど歩いて、スコトン岬展望台に到着です。

先ほどまで立っていたスコトン岬やトド島が見えます。
そしてここから5分ほど歩くと、ゴロタ岬へと向かう道への分岐点に到着。
ここからは未舗装路です。

矢印のように、ひたすら尾根を登っていきます。

ここからの道は踏み固められてはいるものの、周りの草が深く、
かき分けながら進む場所もあって少し大変。
ひどいところになると、腰の高さまである草の間を進むところもあります。
怪我を防ぐためには長袖長ズボン必須ですね。
スコトン岬展望台から25分ほど歩いてゴロタ山を登れば、ゴロタ岬に到着です。

ここはゴロタ山の山頂にあたるところ。
後ろを振り返ると、スコトン岬の形がよくわかります。

トド島もまだまだよく見えますね。
見晴らしのいいこの場所で小休止。
行動食として持ってきていたスポーツようかんで補給します。
さらに、稚内フェリーターミナルで念のためにと買っておいたビタミンカステーラもムシャムシャ。

去年の道東旅行の釧網本線の中でも食べたビタミンカステーラ。
いわゆるカステラと比べると卵も砂糖も少なめなので、
少しパサついたチープな食感なんですけど、
これが不思議とハマるんですよね。

前方に目をやるとゴロタノ浜、鉄府集落、そして稲穂ノ崎が見えます。
目指す澄海岬は稲穂ノ崎の向こう側、
ゴロタ岬から2時間くらい歩いた先にあります。
天気は上々、澄海岬の絶景目指して頑張って歩きましょう。

目の前のピークを登ってから、右奥に見える海岸線まで降り、
ゴロタノ浜をひたすら進みます。
先は長いですが、向かう方向がずっと見えているのは気持ちがいいもの。
高山の稜線歩きと同じですね。
この辺りは一面の草原で、花も多く咲いています。

白い小さな花を咲かせるエゾゴマナと、
紫色で形のユニークな花のミソガワソウかな。

これはチシマフウロですね。
ゴロタ岬から30分ほど下って、ゴロタノ浜に到着。

ここの下りは傾斜はきつくないけれど藪が深く、ちょっと大変でした。
海岸線まで降りたので、ここから2.5kmほどは平坦な道を進みます。

ここは楽ですが長くてツラいです。
このときは晴れていたからいいものの、
悪天候の中この退屈な道をいくのは大変そう。

澄海岬はまだまだあの岬の向こうです。
さらに歩くと鉄府集落にたどり着きます。
ここにはスコトン岬を出てから初めてのトイレがあります。

このあとは澄海岬までトイレが無いので、
ここでしっかり済ませておきましょう。
鉄府のトイレで小休止をしたら、最後の関門稲穂ノ崎を越えます。
澄海岬の絶景は、もうすぐです。