
2018年7月19日。
2日目の山行の続きです。
宝剣山荘で昼食と休憩を済ませたら、あとは中岳の向こうにある頂上山荘へ向かうだけ。
中岳山頂を経由してもいいのですが、すでに数回通っているので巻道の方を試してみました。

中岳山頂の西側を巻いていきます。

山頂経由の道に比べるとちょっと狭め。
すれ違うときには譲り合いになります。

1カ所、2~3mくらいの登り降りがあるので、
まったくの素人とかハイキング初心者は避けた方がよさげでした。
多少山に登っている人なら、特に問題ないレベルではあります。

木曽前岳と木曽駒ヶ岳の鞍部が見えます。
玉乃窪山荘もなんとか見えますね。
巻道経由だと、山頂経由とまた違った景色が見られるというのが良いですね。
ただ、全体的に足場が狭く、気を抜いたら谷底へまっさかさまなので、
素直に頂上経由のルートをとるのがよさそうです。
所要時間もそんなに変わらない気がするし。

13時半、駒ヶ岳頂上山荘に到着。
さすがにクタクタだったので、夕飯まで静かに過ごしました。

このコース、最初に訪れた2016年の段階でも行くつもりだったものですが、
もし行ってたらちょっとヤバかったんじゃないかって気がしてます。
2500m以上の高山に2回しか登ってなくて、全然山慣れしてなかったので。

頂上山荘の夕飯。
去年の宝剣山荘の夕飯と、似たような感じです。
白飯はこちらも圧力釜なのか、ふっくら仕上がっていておいしい。
お味噌汁は……消毒薬の香りがしました。
この辺りには水場が無いので、貯めた水を消毒して使っているせいでしょうね。
こうなると前日に泊まった玉乃窪山荘のお水は、とても美味しかったことに気が付かされます。
あそこ、客は多くないだろうに、200mのポンプアップ入れてるんですよね……
この晩の空は、薄いガスがどんどん流れていて、
星を撮るにはコンディションがよろしくありませんでした。
ただ、PENTAX K-70を持ってる山ガールを発見したので、
ちょっくら声をかけて星の撮影のレクチャーをしてました。

PENTAX K-3 + smc PENTAX-DA 12-24mm F4 ED AL [IF]
ISO1600 14mm F4 120秒アストロトレーサー追尾
南の空。見ての通りガスってます。
火星がちょうど登ってきたところですね。

PENTAX K-3 + smc PENTAX-DA 12-24mm F4 ED AL [IF]
ISO3200 12mm F4 100秒アストロトレーサー追尾
こちらは北東の空。
ちょうど小屋の上にカシオペア座が昇ってきたところです。
中央左に走っている光の線は、おそらく流星でしょう。

PENTAX K-3 + smc PENTAX-DA 12-24mm F4 ED AL [IF]
ISO1600 12mm F4 160秒アストロトレーサー追尾
そして北の空。
真ん中が北極星、左に北斗七星、右にはカシオペア座。
北極星の見つけ方の説明でよく使われる構図ですね。
これは教材作るつもりで撮っていました(笑)
この日の星空は、初日ほどのコンディションではありませんでした。
また、頂上山荘近辺はあまり星撮りには向かないなというのが感想です。
頂上山荘は宿泊客自体が多く山小屋の出入りが多いのと、テント場からトイレに来る人もいるため、
しょっちゅう明かりが照らされ撮影には不向きです。
また、中岳と駒ケ岳に挟まれているという立地ゆえ、北と南の空が遮られています。
写し込んでフォトジェニックな山肌でもないですし。
頂上山荘に泊まって星を撮るなら、中岳か駒ケ岳、どちらかの山頂まで登って撮るべきでしょうね。
今回はそこまでするほどの星空ではなかったので、次回どっ晴れのときは頑張ってみたいものです。
そういう意味では、初日の玉乃窪山荘はちょうどいい場所でしたねぇ。
・宿泊客自体少ないので、人の出入りに邪魔されない。
・北と南の空は開けてる、東は印象的な岩があってフォトジェニック、西は木曽前岳を写し込める
次も玉乃窪山荘かなって思っちゃいます。
これにて2日目終了。
3日目はロープウェイで下界へ降りて、去年・一昨年に続いて駒ヶ根高原観光をします。