
4日目の朝も雨音で目を覚ましました。
天気予報を見ると、この旅行の最中はずっと天気が悪いみたい。
なかば諦めながらの4日目スタートでした。
この日は午前中に、弟子屈えこパスポートバスを使って摩周湖・屈斜路湖を回り、
川湯温泉駅に戻ったら釧網本線で釧路を目指します。
そして釧路でホテルにチェックインして荷物を置いたら、釧路湿原駅に戻って湿原を見るという流れです。
そこで使ったのが、弟子屈えこパスポートです。
これは、8/1~10/26の期間限定で運航している周遊バスと、路線バスに乗れるきっぷで、2日間1500円で乗り放題。
川湯温泉駅・摩周駅で買うことができます。
ちなみに車を使わない一人旅で困るのが、荷物の置き場所です。
この日のスタート地点である川湯温泉駅は無人駅で、コインロッカーがありません。
ここに限らず釧網本線上はコインロッカー設置駅は少なく、網走・知床斜里・摩周・釧路くらい。
拠点となる駅をうまく選ばないと、思うように観光できないなんてことにもなるかもしれません。
ただ、弟子屈えこパスポート利用者は川湯温泉と摩周の2つの駅において
無料の荷物預かりサービスを利用できるので、これを使うのがよいでしょう。

弟子屈えこパスポートバス。
この日は4時間ほどこのバスにお世話になりました。
えこパスポートバスに乗って、まずは摩周湖へ行きましょう。
曇っているし、どうせ見られないだろうと思っていたら、すぐに雨まで降ってくる始末。

バスの前面車窓。
残念としか言いようのないコンディションです。
バスのガイド役のおばちゃんも
「残念だけど、今日はちょっと見えそうにないねえ」なんて言い出して、
車内の客は誰もが摩周湖を見るのを諦めていました。

摩周湖第1展望台に到着です。
うっすら見えるのが摩周湖です。わかります?
霧の摩周湖とは言いますが、はるばるここまで来てこの眺望はなんとも残念。
しかしここで奇跡が起きました。
しばらく待っていると、霧が晴れて湖面が見えるようになったのです。

よく見てみると、外輪山の縁から絶えず霧が流れ込んでいます。
その結果、霧が晴れたりかかったりを繰り返すようです。
20分ほどの滞在時間でしたが、その間に何度も見え隠れを繰り返す摩周湖は、なんとも幻想的でした。
晴れた日には水の色も美しく見えるそうですけど、これはこれで見られてよかったかな。
摩周湖の姿を眺めることができたので、バスに再び乗り込み川湯温泉駅へと戻ります。
そのバスの窓からなんと、弟子屈の町を覆う雲海が見えたのです。

ほかにも遠くには斜里岳も見えたりして、悪天候が嘘のように思えるくらい、景色を楽しめました。
地元の人いわく
「摩周湖だけでなく、雲海も斜里岳も観られたのはとても珍しい」
とのこと。いやぁ、ラッキーでした。
川湯温泉駅に戻ったら、そのまま同じバスで屈斜路湖・美幌峠を目指します。

これは硫黄山。戦前は硫黄の採掘がされていたそうです。
今でも活動している火山で、近付いてみると硫黄の香りと、鮮やかな黄色をした硫黄の結晶が見られ、
水蒸気がシューシューと激しく放出される様も見られます。
地球の鼓動を身体で感じられる、よいところだと思いますよ。

こちら、屈斜路湖畔にある砂湯です。
その名の通り、砂浜を掘ると温泉が湧きだします。
話には聴いていましたが、実際にやってみるとなかなか楽しいものです。

美幌峠からの眺め。
晴れていれば日本最大のカルデラ湖、屈斜路湖が一望できるのですが、
さすがに奇跡はもう起きなかった模様(;´Д`)

ここで休憩時間の間に、お昼を食べます。
道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」の売店で買った、
ザンギ(鶏のから揚げ)と揚げいも。
この量の揚げ物を一人で食べると、ちょっと厳しい年齢になりました……
ちなみにこの便利なえこパスポートバスがなぜ期間限定なのかというと、
3か月分しか町の予算が下りないからなんだそうです(;´・ω・)
3か月に絞っても赤字になっているということで、町内では批判の声もあるものの、
「せっかく弟子屈に来てもらった観光客が、足が無くて観光できないというのは申し訳ない」
という現町長の考えのもと、6年間続いているんだとか。
また、1日券が無いのは弟子屈に泊まる観光客に使ってもらいたいから。
要望はあるものの、やはり町にお金を落としてくれる宿泊客こそ大事にしたいということだそうです。
とはいえ今回乗ったルートは、総乗車距離が100kmを越えます。
それを1500円で乗れるのですから、半日しか使わなかったとしても安いものでしょう。

ということで天気は悪かったけれど、なかなか楽しめた弟子屈観光でした。
特に摩周湖を見られたのは、運が良かったなと思います。
昭和天皇は3回訪れて、3回とも見られなかったそうですからね。
さて、バスで川湯温泉駅へと戻ったら、釧網本線で釧路駅を目指します。
天気予報を見ると、この旅行の最中はずっと天気が悪いみたい。
なかば諦めながらの4日目スタートでした。
この日は午前中に、弟子屈えこパスポートバスを使って摩周湖・屈斜路湖を回り、
川湯温泉駅に戻ったら釧網本線で釧路を目指します。
そして釧路でホテルにチェックインして荷物を置いたら、釧路湿原駅に戻って湿原を見るという流れです。
弟子屈えこパスポート
摩周湖や屈斜路湖を路線バスで一度に回る、というのは不可能です。そこで使ったのが、弟子屈えこパスポートです。
これは、8/1~10/26の期間限定で運航している周遊バスと、路線バスに乗れるきっぷで、2日間1500円で乗り放題。
川湯温泉駅・摩周駅で買うことができます。
ちなみに車を使わない一人旅で困るのが、荷物の置き場所です。
この日のスタート地点である川湯温泉駅は無人駅で、コインロッカーがありません。
ここに限らず釧網本線上はコインロッカー設置駅は少なく、網走・知床斜里・摩周・釧路くらい。
拠点となる駅をうまく選ばないと、思うように観光できないなんてことにもなるかもしれません。
ただ、弟子屈えこパスポート利用者は川湯温泉と摩周の2つの駅において
無料の荷物預かりサービスを利用できるので、これを使うのがよいでしょう。

弟子屈えこパスポートバス。
この日は4時間ほどこのバスにお世話になりました。
霧の摩周湖
えこパスポートバスに乗って、まずは摩周湖へ行きましょう。
曇っているし、どうせ見られないだろうと思っていたら、すぐに雨まで降ってくる始末。

バスの前面車窓。
残念としか言いようのないコンディションです。
バスのガイド役のおばちゃんも
「残念だけど、今日はちょっと見えそうにないねえ」なんて言い出して、
車内の客は誰もが摩周湖を見るのを諦めていました。

摩周湖第1展望台に到着です。
うっすら見えるのが摩周湖です。わかります?
霧の摩周湖とは言いますが、はるばるここまで来てこの眺望はなんとも残念。
しかしここで奇跡が起きました。
しばらく待っていると、霧が晴れて湖面が見えるようになったのです。

よく見てみると、外輪山の縁から絶えず霧が流れ込んでいます。
その結果、霧が晴れたりかかったりを繰り返すようです。
20分ほどの滞在時間でしたが、その間に何度も見え隠れを繰り返す摩周湖は、なんとも幻想的でした。
晴れた日には水の色も美しく見えるそうですけど、これはこれで見られてよかったかな。
摩周湖の姿を眺めることができたので、バスに再び乗り込み川湯温泉駅へと戻ります。
そのバスの窓からなんと、弟子屈の町を覆う雲海が見えたのです。

ほかにも遠くには斜里岳も見えたりして、悪天候が嘘のように思えるくらい、景色を楽しめました。
地元の人いわく
「摩周湖だけでなく、雲海も斜里岳も観られたのはとても珍しい」
とのこと。いやぁ、ラッキーでした。
そのまま屈斜路線へ
川湯温泉駅に戻ったら、そのまま同じバスで屈斜路湖・美幌峠を目指します。

これは硫黄山。戦前は硫黄の採掘がされていたそうです。
今でも活動している火山で、近付いてみると硫黄の香りと、鮮やかな黄色をした硫黄の結晶が見られ、
水蒸気がシューシューと激しく放出される様も見られます。
地球の鼓動を身体で感じられる、よいところだと思いますよ。

こちら、屈斜路湖畔にある砂湯です。
その名の通り、砂浜を掘ると温泉が湧きだします。
話には聴いていましたが、実際にやってみるとなかなか楽しいものです。

美幌峠からの眺め。
晴れていれば日本最大のカルデラ湖、屈斜路湖が一望できるのですが、
さすがに奇跡はもう起きなかった模様(;´Д`)

ここで休憩時間の間に、お昼を食べます。
道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」の売店で買った、
ザンギ(鶏のから揚げ)と揚げいも。
この量の揚げ物を一人で食べると、ちょっと厳しい年齢になりました……
ちなみにこの便利なえこパスポートバスがなぜ期間限定なのかというと、
3か月分しか町の予算が下りないからなんだそうです(;´・ω・)
3か月に絞っても赤字になっているということで、町内では批判の声もあるものの、
「せっかく弟子屈に来てもらった観光客が、足が無くて観光できないというのは申し訳ない」
という現町長の考えのもと、6年間続いているんだとか。
また、1日券が無いのは弟子屈に泊まる観光客に使ってもらいたいから。
要望はあるものの、やはり町にお金を落としてくれる宿泊客こそ大事にしたいということだそうです。
とはいえ今回乗ったルートは、総乗車距離が100kmを越えます。
それを1500円で乗れるのですから、半日しか使わなかったとしても安いものでしょう。

ということで天気は悪かったけれど、なかなか楽しめた弟子屈観光でした。
特に摩周湖を見られたのは、運が良かったなと思います。
昭和天皇は3回訪れて、3回とも見られなかったそうですからね。
さて、バスで川湯温泉駅へと戻ったら、釧網本線で釧路駅を目指します。