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南アルプスの女王 仙丈ケ岳に登ってきた 2日目

2017-08-26 01:26:12 | PC

2017年8月20日、仙丈ケ岳2日目です。
2日目は馬の背ヒュッテから仙丈ケ岳山頂を目指し、大仙丈ケ岳までのピストンをしたのちに北沢峠まで戻ります。


他の登山客が朝食を食べ始める4時半ごろに目が覚めました。
我々は日の出を見てから朝食を食べる計画だったので、
まずは山小屋の外に出てご来光を待ちます。




この日の仙丈ケ岳での日の出は5時5分ごろ。



残念ながら雲に隠されていて、日の出を拝むことはできませんでした。
その代わり、甲府盆地に広がる見事な雲海は見られました。



拡大してみると、甲府盆地の向こうの山の上に突起が見えます。
これ、方角的には3年前に登った金峰山の五丈岩ではないかと。



というわけで、そこそこ良い天気で2日目がスタートです。






馬の背ヒュッテ~仙丈ケ岳山頂



6時20分、馬の背ヒュッテ出発。
馬の背ヒュッテはとても綺麗でよいところでした。
仙丈ケ岳を登る際に中腹で宿泊する人はあまり多くないので、
部屋がぎゅうぎゅう詰めになることもありません。
5人で4枚の布団を使えたので、十分に余裕があったように思います。



上を見上げれば、藪沢カールと仙丈小屋、
そして目指す山頂が見えています。
まずは1時間ほど登って、仙丈小屋へ進みましょう。


15分ほど登ると森林限界を越え、視界が一気に開けます。



中央アルプスと北アルプスが一望できました。
こりゃあすごい。



中央のとんがってるのは宝剣岳ですね。
その右が中岳で、さらにその右にあるのが木曽駒ケ岳。
3週間前にはあそこに立ってたんだなぁ。



(クリックして拡大)
拡大すると千畳敷駅や宝剣山荘なども見えますね。



こちら、奥に見えるのが御嶽山。
山容がとても大きくどっしりとしているので、すぐわかります。



このとんがってるのは槍ヶ岳ですね。
こちらもすぐにわかります。
日本アルプスの山々の名前も、ようやく覚えてきました。



仙丈小屋に到着。
樹林帯にある馬の背ヒュッテと違って森林限界の上にあるため、
視界が開けております。
自由に星を撮るならこっちかなぁ。
でも北沢峠13時着のバスだと、ここまで来たら17時過ぎちゃう……



仙丈小屋からはカールのふちを登っていきます。



仙丈小屋から20分ほどで、仙丈ケ岳山頂に到着。
3033mということで、2012年の富士山以来5年ぶりの3000mオーバーです。



仙丈ケ岳の山頂からは、北岳が見られます。
しかも日本一の富士山と、二位の北岳をセットで見られるのです。
北岳はどっしりとして雄大な山容ですねぇ。
登ってみたいとは思うものの、ちょっと尻込みするサイズです。



こちらは鳳凰三山。
地蔵岳のオベリスクがよく見えますね。






仙丈ケ岳~大仙丈ケ岳 ピストン

この時点で時刻は8時。
北沢峠13時30分のバスまでには、まだまだ時間に余裕があります。
そこで、仙丈ケ岳の南にある大仙丈ケ岳の山頂まで行ってみることにしました。



仙丈ケ岳山頂から大仙丈ケ岳までは70mほど下り、40m登り返します。
コースタイムは片道35分ほどとなっています。
こちらまで足を伸ばす人はほとんどおらず、
静かな稜線歩きを楽しめます。



仙丈ケ岳から下っていくと、すぐにお花畑が広がります。
これを見ずに仙丈ケ岳だけ登って帰っちゃうのは惜しいので、
大仙丈ケ岳まで行かなくてもここまでは行ってみるべきですね。



お花畑から先は仙丈ケ岳周辺の道に比べて道幅が明らかに狭く、
やせ尾根のようなところも多いので、メンバーの人数と
技量と度胸によってはもっと時間がかかると思われます。



個人的にはそこまで難しい箇所は無かったかと。




ここを歩く登山客は非常に少ないので、すれ違いもまれですし。


ここはコースタイム12時間以上ある塩見岳へと続く
仙塩尾根の入口に当たるところ。
そんな大縦走をする体力も技量もないので、
大仙丈ケ岳までその雰囲気をちょっとでも味わえてよかったです。





9時10分、仙丈ケ岳から40分ほどで大仙丈ケ岳山頂に到着です。
9時を過ぎてしまったからか、ずいぶんガスがかかってしまいました。

「高山で良い景色を見たければ8時台に山頂に着くこと」

と聞いたことがありますが、本当にそうかも。



大仙丈ケ岳から後ろを振り向くと、仙丈ケ岳が。
ここから仙丈ケ岳へと戻り、小仙丈ケ岳経由で北沢峠へ下ります。




仙丈ケ岳~北沢峠



小仙丈尾根から見た仙丈ケ岳。
曇ってきてしまったのが惜しい、大パノラマです。



コースタイム40分のところを1時間ほど歩いて小仙丈ケ岳に到着。
逆回りのルートで歩く人が非常に多く、
すれ違いでかなり時間をとられてしまいました。



小仙丈ケ岳からの下り道は、ザレていて歩きにくかったです。
みんな一度は足を取られて転んでいました。



このあとはずっと樹林帯を下っていきました。
途中でコースタイムを勘違いしていたことに気づき、
大滝ノ頭から北沢峠までコースタイム80分のところを
60分に巻いて駆け下りるはめになったので、以降の写真はありません。



結局13時に北沢峠に到着し、13時30分の広河原行きのバスに間に合いました。
正確に言うと、13時15分ごろの臨時便に乗ることができました。
13時30分の便は一番混雑するので、増便することがあるんだとか。






しっかし、バスの時間に山行スケジュールを縛られるのはやっぱり嫌ですねぇ。




夕飯はほうとう

北沢峠からバスで広河原、芦安駐車場と下り、車で甲府まで降りたら夕食です。
甲府に来たならほうとうだろう、ということで小作でほうとうをいただきます。




小作 双葉バイパス店。



そして豚肉ほうとう。
朝食が朝5時半、昼食は食べずに山を下ってきていたので、
この分量も一気に食べきってしまいました。
野菜も肉もたっぷりで、登山後の食事にぴったりですね。








2日目の山行記録。
思っていたよりずっとギリギリになってしまったのが悔やまれます。
山小屋の朝食が一番遅い時間帯になって、出発が遅めになったのと、
小仙丈尾根を下る際に登りの人数が非常に多く、ペースを上げられなかったのが原因でしょうか。


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