今年は山にばかり登っている気がします。
9月の末には、また高校の山岳部の引率で至仏山に登ってきました。
初日は上越新幹線の上毛高原駅からタクシーに乗って鳩待峠まで行き、
そこから1時間ほど歩いて山ノ鼻キャンプ場で一泊。
翌朝至仏山に登り、鳩待峠へと下って帰るというスケジュールでした。

鳩待峠休憩所。
思っていたよりずっと立派で驚きました。
さすが有名観光地。
ここから1時間ほど、木道の上を歩いて山ノ鼻へと移動します。
多少のアップダウンはあるものの、全体的には緩やかでまったり歩けます。

尾瀬名物の木道。
しっかり整備されているので歩きやすい。

9月下旬の尾瀬では紅葉はまだ始まったばかりで、
ツタが赤く色づいているくらいでした。

至仏山の山肌を見ても、多少色づき始めたくらいでしょうか。
大して苦労もせず山ノ鼻に到着し、テントを設営して荷物を置いたら
草紅葉の始まった尾瀬ヶ原をちょっと散策。

おおっ!

これぞ尾瀬ヶ原って感じの風景ですね。

逆さ燧。
風があったので、綺麗な映り込みにならなかったのは残念。

草ッぱらと池塘がひたすら続くだけといえばそれまでなんですが、
それだけのことが大変気持ちよいのです。
この解放感は体験してみないことにはわかりません。
今回の山行はよく晴れまして、夜には満天の星空を目にすることができました。
晴れを見込んで三脚とK-3を持ち込んでいたので、さっそく撮影開始です。

PENTAX K-3 + smc PENTAX-DA 12-24mm F4 ED AL [IF]
ISO1600 12mm F4 240秒アストロトレーサー追尾
昇るカシオペアと天の川。
霧が立ち込んだため、より幻想的な感じに写りました。
あとから見直すと、真ん中の草の葉っぱはもう少し左の方がよいですね。
ちなみに画面中央右側にモヤっとしたものが写ってますが

これはアンドロメダ銀河ですね。
アストロトレーサーで写るとは思ってもみなかったです。
換算18mmでとってもこんなに大きかったのかぁ。
次に撮るときにはDA70mmあたりを使って、もっと大きく写してみたいもの。

PENTAX K-3 + smc PENTAX-DA 12-24mm F4 ED AL [IF]
ISO1600 14mm F4 250秒アストロトレーサー追尾
いて座とそそり立つ天の川。
南の方には沼田や前橋など大きな街があるので明るく、
他の方角に比べるとおすすめできない感じです。

PENTAX K-3 + smc PENTAX-DA 12-24mm F4 ED AL [IF]
ISO1600 12mm F4 250秒アストロトレーサー追尾
ペルセウス座とすばる、カペラ
星空だけを撮っても面白くないので、風景も入れたいと思うのですけど
木々を入れる割合って難しいですね。
これだけアンダーなら、もう少し少なめでよかったかも。
去年の木曽駒、北横岳、今年の木曽駒、甲斐駒と、星を撮りに行っては晴れないのを繰り返していたのに、
前回の仙丈ケ岳と今回の尾瀬は写真に残せるだけの素晴らしい星空となりました。
晴れる時は晴れるもんなんですねぇ。
もう少し撮っていたかったのですがかなり冷え込んできたため、テントに戻って寝袋に潜り込みました。
2日目は山ノ鼻から至仏山を登り、鳩待峠へと下ります。