
これはおすすめ「円仁さん」
転車台を見てもまだ時間があったので、山寺風雅の国にも行ってみました。
旅行雑誌に載っていたおみやげ「円仁さん」を買うためです。
「円仁さん」はつぶあんをヨモギ餅でくるんだものを、さらに上新粉の餅で二重にくるんだお菓子。
なんでも天皇皇后両陛下献上の銘菓なんだそう。
ひとまず試食をしてみたところ、二種類の餅でくるんだことによるもっちりとした独特の食感が気に入りました。
しかし店員さんに日持ちを聞いたところ
「保存料など入っていないので一両日中にお召し上がりください」
とのこと。
旅行が終わるのは3日後の朝なので、家には持って帰れない、でも食べたい。
ところがひとつずつでは売っておらず、8個入りか16個入りの箱しかありません。
で、結局8個入りの箱を買ってしまいました。
おかげでこの日と次の日に、餅まみれの生活になってしまったのは言うまでもありません。
でも、このお菓子は本当にオススメです。
旅行雑誌に載っているおみやげって、ハズレは少ないのはいいけど当たりも少ないものですが、これはとても美味しい。
山寺に行った際にはぜひとも!

今回歩いたルートがこちら。
およそ2時間半の散策となりました。
山寺駅~奥之院~山寺駅だけなら2時間くらいです。
狭い範囲ですが、満足できる観光地だと思いますよ。
難読、左沢線
山寺から山形駅へと戻り、駅前のホテルにチェックインしたら、すぐに駅へと戻ります。
山形駅から北西の方へと進む「左沢線」に乗るためです。
この路線名、普通に読めば「ひだりざわ」ですが、正しくは「あてらざわ」と読みます。
難読路線名です。もはや当て字ですらないので、答えを聴いても納得しようがないレベル。
なぜ左の沢と書いて「あてらざわ」と読むのかは諸説あるようですが、
最上川を基準として「あちらのさわ」「こちらのさわ」と言っていたのが
「あてらさわ」と訛って定着したという説が個人的にはしっくり来るかな。
まあなんにせよ、地名というのは難しいとともにとても興味深いものです。
左沢[あてらざわ]の地名の由来 - 大江町観光物産協会HP http://oekanko.jp/index.php?page_id=162


左沢線カラーにペイントされたキハ101系。
中身は要するに、地方の路線でよく見かける気動車です。


東金井の辺りは4キロくらい続くストレートです。

車窓はおおむねこんな具合。

山形駅から40分ほど揺られて着いた左沢駅は、不思議なカタチをしていました。
あとで調べたところ、帽子みたいな建物は駅舎と合築されている大江町交流ステーションなのだとか。
「せっかくなら乗ってみるか」くらいの軽い気持ちで乗った左沢線、これがなかなか良かったです。
学校帰りの学生でごった返す車内、黄金色に輝く田んぼの間をひた走る気動車、柴橋駅付近で出くわすいきなりの山間部。
短い路線ではありますが、田舎の路線の醍醐味が詰まっていました。
これからも変わらずにいて欲しいものです。
夕飯は山形料理を
夕飯は山形駅西口の霞城セントラル内にあるいのこ家 山形田さん。
出張のビジネスマンなんかをターゲットとした感じのお店ではありますが、
山形料理をたくさん味わうことが出来たので満足です。
真ん中がだだ茶豆・玉こんにゃく・しそ巻きみそ・だし豆腐・菊花のおひたしの山形おつまみ5品盛り。
菊花のおひたしが美味しかった!
そして左上の鍋が有名な「芋煮」です。
見た目の割りに味付けはあっさり。
山形というと板そばが有名です。
山形そば街道マップなんてのもありまして、時間があればぜひとも食したいところ……
……ですが、翌日のスケジュール的には有名店に行くことは叶わないため、
1.5人前と多めでしたがこちらでいただくことにしました。
小食な私の腹が、はちきれそうになったのは言うまでもありません(;´~`)
山形新幹線、山寺、左沢、山形料理と盛りだくさんな1日目でした。
明日2日目は、山形駅周辺を散策したのちに山形線で新庄、陸羽西線で酒田と移動し、酒田市内を観光します。