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道東を旅してきた その2 網走観光

2014-08-21 01:29:55 | 旅行・鉄道
さて、今回も長期連載の始まりです。
前回に続いて今回も、スタートは羽田空港から。
飛行機で移動してしまうと距離感が掴めないので、
行きだけでも鉄道で行きたいところなんですが、東京から道東まで行くのはなかなか無茶なので。

羽田から1時間50分で女満別空港に到着です。
成田や羽田、福岡など大きな空港しか使ってこなかったので、
こういう小さな地方空港に着いたらキョロキョロ見回してしまいました。



女満別空港から網走市内へは、網走バスの空港連絡バスを使います。
網走駅前までは35分910円。
飛行機での移動直後にありがちな「私はどこに来たんだっけ?」という感覚に戸惑いながらも、
車窓を流れる風景に目をやると一面に畑が広がっています。



空港から30分強で網走駅前に到着。
空港連絡バスは網走駅のロータリーには入らず、手前に止まりました。
ほんの少し歩いて網走駅に行きましょう。



網走駅と言えば、駅名の看板が縦書きになっているのが有名です。
網走刑務所を出所した者の多くがこの駅から帰っていくのですが、
彼らが「再び横道に逸れることのないように」という願いを込めて縦書きになっているんだとか。
網走ならではですね。




悩みどころの網走観光

さてと、網走観光を始めましょう。
今回観光ポイントとして選んだのは、北方民族博物館、オホーツク流氷館、博物館網走監獄の3ヶ所です。
いずれも網走駅の南にある標高200mほどの「天都山」にある施設。
ところがANAの便で女満別入りをする場合、その日のうちにこの3ヶ所を回るのはなかなか難儀です。




羽田から女満別へ向かうANAの便は、11:10発と16:15発の1日2便。
どう頑張っても女満別空港に着くのは午後になり、網走駅に着くのは早くても14時前になってしまいます。
そこから14:30発の観光施設めぐり線バスに乗ると、網走監獄で1時間半過ごしたのち
残るふたつのうちどちらかひとつを削るしかないのです。


といったことをTwitterでつぶやいたところ、北方民族博物館の方から




とリプをいただきました。
やはり車やバイク無しに北海道を観光するのは難しいようです。
ここは時間をお金で買うべく、教わったとおりタクシーを使うことにしました。




ここは面白い! 北海道立 北方民族博物館

まずは北方民族博物館です。
網走駅前に1台だけ止まっていたタクシーに乗り込みます。
タクシーは天都山をぐんぐん登っていき……ありゃ、これ完全に山ですね。
当初は時間とお金を節約するために、レンタサイクルを使って3ヶ所を回ろうかななんて思っていましたが、
正直言って電動アシスト自転車でも厳しいんじゃないかな……
タクシーにして正解でした。

到着までの間にタクシーの運転手さんから情報収集したところ、
「とにかく網走監獄は広くて見るのに時間がかかるから、見学時間を長めにとるべし」
とのこと。それとその運転手さんの一番のビューポイントは「能取岬」だそう。
北海道の岬はだいたい回ったけど、そこが一番だと話してくれました。
あー、そこは公共交通機関が一切無いんですよね……いつか行ってみたいものです。





網走駅から10分ほどで北方民族博物館に到着です。
ここは日本で唯一の北方民族に関する博物館。
専攻が民族学でもなくそもそも理系な私ですので、さらっと流すように見ればいいかななんて思っていましたが、
生活環境の厳しい北方民族ならではの暮らしの知恵を知ることができ、大変面白かったです。

例えば衣服。トナカイなどの動物の毛皮でできた防寒着などはまあ見たことがありますね。



それじゃあこれはどうでしょう。
鮭の皮を縫い合わせてできた服! こんなの初めて見ました。



さらにはこんなものもあります。
こちらはアザラシなど海獣の腸を縫い合わせて出来た服。
防水性が高いので航海の時などに使ったんだとか。その発想はなかった。




こちらは10月5日までの特別展「船、橇、スキー、かんじき 北方の移動手段と道具」にあったもの。
ヒゲクジラのヒゲを用いたそりです。



資源に乏しい北方ですから、使えるものはもうなんだって使って生き抜くんだ。
彼らのそんなたくましさが垣間見られます。


あんまり面白かったので、結局ここに1時間近く費やしまして、
次に見る予定のオホーツク流氷館へは行けないことになっちゃいました。
まあでもこれはこれで良かったかなと思います。





北方民族博物館を堪能したら、次はオホーツク流氷館をスルーして網走監獄へと参ります


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