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山形・新潟を旅してきた その6 2日目 新庄から酒田へ

2013-09-28 17:29:30 | 旅行・鉄道

新庄駅での100分の列車待ちの間に、新庄城址を見に行きましょう。


新庄城は1625年に新庄藩祖戸沢政盛が築いたもの。
以来243年間、戸沢氏の居城として新庄藩政の中心となったものの、
戊辰戦争の際に庄内勢に攻め込まれ、市街地とともに消失したそうです。





最上公園南東部の眺め。
こじんまりとした城跡で天守台もなく、観光スポットとしては地味です。
でも穏やかで良いところだと思いますよ。



昼食は山形駅 とり十郎の鶏めし


さて、最上公園のベンチでお昼ご飯にしましょう。
この日の昼食は、山形駅駅ビルで購入した「紅花軒 鶏十郎の鶏めし」です。
このお弁当、もともとは山形駅で駅弁として売られていたものでした。
しかし製造元が倒産してしまい下請けがその味を引き継いだものの、
駅弁としての認可がおりることがなく、現在のように駅ビルで弁当として売られるようになったんだそう。
そのため山形駅の「裏の駅弁」「幻の駅弁」などと呼ばれています。



鶏十郎らしきキャラクターの書かれたパッケージ。
外装は駅弁ほど凝ってませんが、その分お値段安め。




中身は鶏そぼろの乗った鶏めしと、鶏のてりやき、錦糸卵、卵焼き、ごぼうとこんにゃくの煮物、しそ巻。


お味の方はというと、とにかく鶏のそぼろが美味しいです。
味付けは醤油と砂糖だけといたってシンプルなので、使っている肉がいいんでしょう。
こういうお弁当ってたいてい、そぼろを食べ終えてもご飯が余ってしまうことが多いんですが、
これはそぼろの量が多く、ご飯を食べ終えてもそぼろが余るくらい。

自分の食べた鶏そぼろの弁当としては、1位は折尾のかしわ飯で変わりませんが、2位につけるくらいじゃないかな。
これで850円はいいですね。とても満足できる弁当でした。


陸羽西線で新庄から酒田へ

最上公園でお昼を食べたら新庄駅に戻り、陸羽西線で庄内平野を目指します。




キハ110系200番台 陸羽西線カラーです。


陸羽西線には「奥の細道最上川ライン」の愛称がつけられていて、
その名の通り路線の大部分は最上川沿いに進んでいきます。

狩川のあたりで山地を抜け、庄内平野に入ります。
このあたりは日本三台悪風「清川だし」で知られるところで、
その強風を利用して発電するウィンドファーム立川が見られました。



日本三大悪風は清川だしのほかに、
愛媛県東部の「やまじ風」と岡山県北東部の「広戸風」だとか。
みなさんご存知でしたか?




列車によっては陸羽西線から酒田まで乗り入れてることもありますが、
乗った列車が余目止まりだったのでここで羽越本線に乗り換えます。



定刻どおりに酒田駅に到着です。
移動距離は116kmしかないのに、山形を出てから4時間かかりました。



酒田市は山形市、鶴岡市に次いで県内3位の人口を抱える街で、
北前船の発展とともに「西の堺、東の酒田」とまで言われるほど栄えたところです。
明治以降の2度の大火により消失した部分もありますが、それでもかつての繁栄を伝える建物も多く残されています。
2日目の午後は、この酒田の街を散策することにしました。
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