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道南・北東北縦断の旅 その7 4日目 青森~能代

2019-12-18 17:42:21 | 旅行・鉄道
2019年8月31日。
4日目午後は青森駅からリゾートしらかみに乗り、能代を目指します。

そもそもリゾートしらかみの終点は秋田なのに、なぜ能代を目指すのか。
これはただただ「秋田駅周辺の宿を確保できなかったから」ということに尽きます。
この日は全国花火競技大会「大曲の花火」があり、大曲市内だけでなく秋田市内の宿もほとんどが満室となっていて、
出発1週間前に宿をとろうとしてもまったくアテがない状態だったのです。
いろいろネットで探し回って、なんとか確保したのが能代駅から徒歩20分ほどの位置にある、国道101号沿いのビジネスホテルでした。
ということで、リゾートしらかみで能代を目指します。






リゾートしらかみHB-E300系(橅編成)。
エンジンを発電用に使う、ハイブリッド気動車なんだとか。



リゾート列車なので内装はかなり凝ってます。
2016年より運航開始した最新型なので、ピッカピカです。



シートピッチは1200mmと広々としています。
快速列車なので、こんな座席に指定席券510円の追加だけで乗れちゃうとかすごい。





五能線は津軽富士こと岩木山の裾野を回り込むように走ります。
岩木山の山頂は三つの峰に分かれており、
車窓からはその姿がどんどん変わっていく様が見られます。



鯵ヶ沢を過ぎると右手には日本海が現れます。
荒々しい岩場が目に付くようになると、千畳敷駅に到着。



ここでリゾートしらかみ4号は15分ほど停車します。



この間に降車して、千畳敷を散策することができるのです。



えっ、むちゃくちゃ広いっ!?



その昔、津軽の殿様が畳を千畳敷いて宴会をやったので
千畳敷の名がついたとも言われるところなんですが、
実際に立ってみると日本海すれすれのところに
これだけ平らな土地が広がっているのは驚きました。
寛政時代の地震によって隆起してできたそうです。



思っていたより広く、停車時間15分では全然回り切れませんでした……
これは時間をとって、じっくりカメラを構えるところだったなぁ。
潮だまりのリフレクトを狙うと、面白い写真が撮れそう。



青森駅から能代駅までは4時間。
4時間同じ列車に乗り続けるというのは、
近年のダイヤではなかなか経験できないように思います。
前半の2時間はりんご畑と田んぼとどんどん姿を変える岩木山を眺め、
後半の2時間は荒々しい日本海の岩場を眺める。
そんな贅沢な4時間でした。

ちなみにリゾートしらかみの海側の座席はA席です。
予約するときにはまず、A席を取れるかどうかから確認しましょう。

グループで乗車するなら2号車ボックス席がおすすめ。



1・2・8・9番は座席を引き出して、フルフラットにもできます。
自分が見たときはお子さま連れの方が利用していて、なるほどなと思いました。








能代

リゾートしらかみ4号の終点は秋田駅ですが、こちらは宿のある能代駅で降車です。



能代といえばバスケの街。
全国大会優勝回数トップの能代工業高校が有名です。
なのでホームには多くのバスケ関連の展示がありました。



ホームの脇にはシュートコーナーがあったり



能代工高と秋田ペッカーズのユニフォームがあったり



ホーム頭上にもゴールがあったり。
とにかくバスケ一色でした。



で、能代駅の外に出てみると



んん?



おやおや?



あー、地方の駅前あるあるな雰囲気ですねぇ。
もともとの街から外れたとこにあるので、駅前はさびれちゃってるやつです。





宿にチェックインしたあと、近くにあった居酒屋すずらんさんで夕飯をいただきました。



お通し。



きりたんぽ鍋。
秋田に来たからには食べないわけにはいきません。



奥のお座敷でやっていたお誕生日会のケーキ。
「食べきれないから兄ちゃんも食べてよ!」
っておすそ分けされました(笑)








この日は大湊から大湊線で野辺地、青い森鉄道で青森と移動し、
さらにリゾートしらかみで能代まで。



移動距離は300kmを超えました。



新規乗りつぶしは200kmくらいでしょうか。
これだけ乗ってもJR全線の1%にしかならないあたり、乗りつぶしは闇(-_-;)





5日目最終日は能代から酒田へ移動して羽越本線を乗りつぶし、
庄内空港からジェットスターで帰京します。

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