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山形・新潟を旅してきた その2 1日目 都内→山形

2013-09-17 02:07:09 | 旅行・鉄道

さあ、未踏の2県を巡る旅を始めましょう。
まずは1日目、東京から山形市を目指します。


今回の旅行も今までと同様に、鈍行列車を移動手段のメインに置きます。
「あまり速い乗り物だと、着いた際に頭がついてこない」からです。

したがって関東平野を抜けて福島に出るまでは、ひたすら東北本線を進みます。

しかしそこから先、福島~山形間が問題です。福島駅から山形駅の間は奥羽本線(山形線)が走っていますが、これは山形新幹線と線路を併用する方式をとっています。

では、鈍行列車はどれくらい走っているのでしょうか。右の表は、福島駅奥羽本線米沢方面の時刻表の抜粋です。赤字は山形新幹線つばさ号で、黒字が鈍行列車。なんと鈍行列車は8時台の次に来るのが12時台!

8時33分の電車は残念ながら、途中の庭坂止まりなので使えません。そして東京を始発で出たとしても、8時12分発の鈍行列車へ乗り継ぐことはできません。
福島駅 奥羽本線(山形線)
米沢方面時刻表(抜粋)
12 33 501245 55
491345
1035 481445
1131 451545 57 




となれば12時55分発の米沢行きとなりますが、これに乗った場合はこの日の観光目的地「山寺」にたどり着くのが15時になってしまいます。仙台周りで山寺に入れば14時40分に到着するものの、東北本線はすでに全線乗ったことがあるので、できれば乗る区間を短くしたいところです。

所要時間と乗車記録の両方を考えると、山形新幹線を使わざるを得ないということになります。しかも悪いことに、福島駅での鈍行から新幹線への乗り継ぎがうまくいかず、福島駅を11時台に出る山形新幹線に乗るには、地元の駅を朝6時に出ないと間に合わなかったのです。

熟考の末、福島駅ではなく手前の郡山駅まで鈍行で行き、そこから新幹線に乗ってしまうことにしました。JRの思惑通りとなるのは癪に障りますが、これはいたし方ありません。





東北本線で宇都宮、黒磯、郡山へ

まずは東北本線をひたすら北上します。
関東平野を脱出するのに2時間半かかるのですから、生身の人間の感覚からすれば日本は十分広いですよね。
「日本は狭い」なんて言いますが、鈍行列車で全国回ってから言いやがれ!って感じです(笑)



まずは宇都宮で黒磯行きへ乗り換え。
乗り換え時間が2分しかありませんが、向かいのホームなので大丈夫。



宇都宮から50分で黒磯です。ここの乗り換え時間も4分と短め。
なのに車内で爆睡してしまって、危うく乗り換えをミスるところでした。
黒磯駅で起こしてくれた掃除のおじさん、本当にカンシャしてます……



そして郡山に到着です。
駅名しりとりの旅みちのく編以来、ほぼ1年ぶりの郡山駅でした。
ここに降りたのは、人生で4回目かな?




山形新幹線

郡山駅で駅弁と福島みやげを買い込み、いよいよ山形新幹線に乗車です。
今から21年前の1992年に開業した山形新幹線ですが、実はこれが初乗車。




E3系100番台。
そういや結局400系には乗らずじまいだったなぁ。
小学生の頃には銀色の400系を見ておおはしゃぎしたもんです。


さて、初めて乗った山形新幹線ですが……やっぱりこれ、ミニ新幹線なんだなと実感しました。福島駅を出発すると、いきなり90度カーブから始まって驚きましたし、米沢までの道はもう山深くて、カーブばっかりで、さっぱり速度が上がりません。

あとで調べたところ、この板谷峠は新幹線化する前には、スイッチバックを4回も重ねて越えたところなんだとか。今ではスイッチバックこそありませんが、それでも高速化には至っておらず、スマホのGPSで計測したら時速80km程度。どこの在来線特急ですか、これは!

ミニ新幹線はミニ新幹線で、フル規格の新幹線とはかけ離れたものである。それを実感できてよかったなと思います。





山形新幹線の車窓からパシャリ。
高畠辺りかな? 田んぼ田んぼ田んぼ。




赤湯駅停車中の写真。
山形新幹線を知らない人に「新幹線の駅だよ」と言って見せても
おそらく信じてもらえないんじゃないでしょうか。





お昼ごはんは郡山駅構内で購入した、福島牛 牛めしでした。



なかなか立派なお肉が入っていて、びっくりです。
味はまあ普通かな?
京都駅で買った神戸焼すきやき弁当よりは美味しかったです。




郡山から1時間半弱、地元からだと5時間半。
山形駅に到着です。
遅い小さいと文句は言いましたが、それでも鈍行列車に比べたらずっと速いですね。



さて、山形駅に着いたら荷物をコインロッカーに預け、山寺へと向かいましょう。
 
 
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