白山釈迦岳

前夜、白山（御前峰）に行こうと思っていました。その時、土曜日に知人が釈迦岳に言ってきたとの情報が。どちらも良さそう、なにより約束された晴天の日曜日ですから。

そして朝５時前の別当出合（白山の登山口です）。その混雑ぶりに驚きました。次々到着する車、ナンバーは全国区です（東京あり、関西あり、九州も！）。自転車を準備する人、そして原付バイクで出発する人。車は100台余り。みなさんが白山御前峰を目指している様子。

その様子を見て、私は白山をやめ白山釈迦岳に転進することにしました。
釈迦岳には雪は無いかもしれない。でも私にとっては『雪＜静けさ』、静かな山を楽しみたいです。

市ノ瀬出発。釈迦新道へ。
釈迦新道登山口から30分余り、雪がつながり始めました。

ずっと一人、他に人はいません。
芽吹きが始まったブナ林をゆっくりシールで登ります。
心底、幸せ。この素晴らしい森を静かに味わえます。


４月にスキーで行った加越国境の山々（大長山など）が姿を現します。大変だったけど楽しかったな～。


雪はかなり融け、雪を拾いながらルートを探しながらのシール登行。


ここまでずっと一人でしたが、10時半を過ぎた頃、後続の２パーティ(いずれもツボ足）がやってきます。

この後、急な雪壁を登り藪漕ぎもありました。

下から見ると、1850～1900ｍの急な尾根部分は雪が切れているようです。
本日は静かなブナ林の滑走を楽しむのが目的。アイゼンとピッケルも持ってこなかったので、ここで止めることにしました。


その後は素敵な斜面を独り占め（本日のスキーヤーは私のみ）。

堪能したのち、再び最後は再びツボ足で下山。

雪面にブナの実の殻が敷き詰められたように落ちています。


昨秋はブナの実が豊作だったんだね。熊さんもたくさん食べて太ったかな？

最後は、再び白山からの下山者でにぎわう市ノ瀬へ。

終始山スキーヤーは私ひとりの釈迦岳でした。芽吹きのブナ林を堪能できき、釈迦岳は本当に良かったです。

（＊Ｋさんへ：ご指導ありがとうございました。ついうっかりしておりました！）