世界初、カーボンニュートラルなクリケットの試合

インドのパンジャブ・クリケット協会（PCA）は、モハリ・スタジアムで、世界で初めて、カーボン・ニュートラルな試合を実施しました。
この「グリーン・ゲーム」は、インドのプレミアリーグ（IPL）で国連環境計画（UNEP）と提携して実施されました。

　まずは試合によって生じるＣＯ2量の計算がUNEPとPCAによって行なわれました。全てのプレイヤーの移動、宿泊や食事、関係者や地元ファンの会場への移動などを考慮し、排出量は580トンと算出。

　次にこの量が相殺（カーボン・オフセット）される方法を選択。
カーボン・オフセットのために、インド・ラジャスタンの残渣バイオマス事業への支援に１万150ドル支払われました。このバイオマス事業は、二酸化炭素や二酸化硫黄、煤煙などの排出を削減します。また農民が農業廃棄物を販売して収入を得ることで、持続可能な開発にも貢献するとのことです。

　また、PCAは、スタジアムの屋上に100キロワットの発電が可能な、ソーラー発電装置を設置することも決定しています。
今後、このような取り組みが増えるといいですね。

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