企業や市町村、NPO、学校などが環境への取り組みを進めるため、導入されるのが環境管理システムや環境評価プログラム。
最も有名なのが、ISO14001でしょう。ISOとはInternational Standard Organization(国際標準化機構)。つまり国際規格であり、各事業者の取り組みが審査され合格すると国際的に通用する認証がもらえます。
ISO14001は歴史も古く、現在では企業が国内外で商業取引をする場合には必要条件となっています。
日本では大企業中心に20501件(2008年4月末現在)取得されています。しかし欠点は審査費用が高額なこと。事前のコンサルタント費用も入れると、一般には数百万円が必要といわれています。(詳しくは日本適合性認定協会へ)
そこで登場したのがEA21(エコアクション21)。こちらは環境省が定めた国内版であり、取得は本日までに2425件。費用は数万~数十万円とかなり安価です。(詳しくはEA21中央事務局へ)。しかし内容と上がる効果はISO14001に同等かむしろ優れている面も多いです。
実は昨日、職場のEA21の中間審査がありました。EA21は合格すると1年後に中間審査、2年後には更新審査が行われます。(わが社は更新審査後の中間審査でした。)
私は職場の環境担当者なので、EA21審査人の方と一日カンヅメ状態で、次のようなチェックを受けました。
・環境負荷の把握‥‥水・電気・燃料・紙の消費量、ごみ排出量、CO2排出量など
・環境目標の設定‥‥今後の数値目標
・現在の取り組みの評価‥‥ちゃんとやってるかどうか
・今後の環境への取り組み‥‥具体的に何をどうするか
・環境関連法規のチェック‥‥ 大気汚染防止法、水質汚濁法、PRTR法など
事前に提出した書類のチェックに始まり、化学実験廃液の現地チェックなど、審査は多岐に及びます。
そして 無事合格しました! よかった~、ホッ。
終了後仲間の方々と祝杯をあげたのは言うまでもありません。
(膝も大丈夫、本格的にアルコール解禁か!? )
このEA21に取り組むようになって、紙・ごみ・電気・CO2などは激減しました。そして、もちろん経費削減も凄いですよ~。(残念、ここでは明かせませんが)
興味のある方、お問い合わせください。認証合格の秘訣をこっそりとお教えします!
これからは、企業も審査合格がとても良い宣伝になると思います。
しかし祝杯のご膳が美味しそうですな!!
コツさえわかればさほど難しくは無いですよ!
実は、もっともっと取り組む事業者が増えることを願っているので、あまり正直には「難しい」とは書けないところが苦しいかも~
ご膳はおいしゅうございました。かんぱ~い