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原発再開に反対の福井県

2011年05月23日 | 原子力・放射線
福井県内には関西電力11基、日本原子力発電2基の商業用原発があり、関西の消費電力の55%をしめています。日本原電の2基は北陸、中部電力管内にも電力を供給。
つまり福井県は中部・関西地区の電力供給の要といえます。

経済産業省の原子力安全・保安院は先日、震災後に各地の電力会社が実施した緊急安全対策を評価し、原発の再稼働を認めました。
しかし福井県は検査中の原発の運転再開を認めていません。
その理由は何ですか?

国が指示した緊急安全対策は津波に偏っており、耐震対策が盛り込まれていない。福島第一原発の事故原因は津波だけではなく揺れも指摘されているが、考慮されていない。

 福井県の原発のうち8基が運転開始から30年が経過している。福島第一原発1号機も40年を超えている。女川原発や福島第二に比較して被害がひどかったのは、老朽化が原因と思われる。国はこれに対し具体的な対応策を示していない。

インタビュアー「福井県の判断により関西を始め各地が影響を受ける。それでも国が県の要請を受けない限り、再稼働は認められないのか?」
 安全確保と電力需給は別の話。何が一番大切なのか、それは安全確保だ。

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おそらく様々な軋轢が西川知事にはかかっていることでしょう。
しかし「安全第一」を貫き通し、国の原発に関する安全対策に疑問を投げかける西川知事の姿勢、素晴らしいと思います。

(冒頭写真:中日新聞より)

1 コメント

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Unknown (なし)
2011-05-23 22:54:09
西川知事に頑張って欲しいですね。
日本各地が影響受けるなら、なおさら、なんとか脱原発に向けて、進んでもらいたいと、思いました。
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