とうとう開始、キャップ＆トレード方式！

4月1日、東京都で「キャップ＆トレード」がスタートしました。

「キャップ＆トレード」って何？

　訳すと「総量削減義務と排出量取引制度」。


（１）各企業が排出できる温室効果ガスの排出量（排出枠：キャップといいます）が割り当てられ、
　　（２）対象者には排出量を排出枠以下に抑えることが要求され、
　　（３）もし排出枠を超過した場合、他の対象者が余らせた排出枠を購入（トレードといいます）でき、
　　（４）超過分を相殺することが認められます。

今後どのような動きがありそうですか？

　EUでは既に2005年に開始されています。米国、オーストラリアなどでも導入は検討されており、今後は世界に広まっていくと考えられます。
　
　国内では東京都に続き、埼玉県でも同様の制度を2011年度からスタートさせる予定。さらに国レベルでの導入も議論されています。


今後どのような動きがありそうですか？
　企業はキャップ＆トレードを無視することはできません。国レベルで、早ければ2013年にもスタートする可能性があります。
　その時になって慌てないためにも、キャップ＆トレードの仕組みについて正しく理解し対策を立てておくことが重要と考えられます。