ブナの中庭で

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漆に関する講演会を聴きました

2015年12月18日 | いろいろ
講師は石川県工業試験場で長年、漆の研究を続ける江頭俊郎さん。

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石川県は輪島塗、山中塗など漆芸大国です。
しかし私にとって漆は、山でかぶれる嫌な存在であり、漆芸については何の知識もありません。
今回の講演会では多くのことを学ぶことができました。


漆製品は三内丸山遺跡からも発見されているとのこと。
長い歴史を持ちます。


世界遺産の日光東照宮。素晴らしい漆芸です。


漆は英語でjapan。
しかし実際に国内で使用される生漆は、ほとんどが中国からの輸入だそうです。

石川県工業試験場では、漆の物理・化学的特性を研究しています。


「漆は湿度の高い環境で、より乾燥と固化が進む」
モノが乾くには乾燥した環境の方がよいと思い込んでいましたが、漆については乾燥には空気中の水分が必要だそうです。
だから日本海側で漆芸が発達したんだナ~

その他にも、いっぱい新しい知識を学びました。
江頭先生、ありがとうございました。

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