明星山は石灰岩の美しい大岩壁を300m以上も、小滝川にそそり立たせています。
その名ルート「フリースピリッツ」に登ることができて、いま、本当に感激しています。
金沢を5時に出発し、糸魚川からひすい峡展望台駐車場へ。
晴が続き水位が下がった小滝川を簡単に渡渉して取りつきへ。
登攀スタートは8時。秋に混雑する明星山南壁ですが、なんと本日は我々のみでの貸切でした。
パートナーはN子さん、どうぞよろしくお願いします。
【以下の記載、グレードは「チャレンジアルパイン」による】
1P目は草付き岩場(Nさんリード:Ⅲ)、2P目(私リード:Ⅳ-)は左トラバースで終了点までランニングビレイはとれません。肝力で突破。
今日の明星山、
3P目(5.8)はNさんがスラブからクラックを登り、4p目(Ⅳ+)は私が下りトラバースに絶叫しながらリード。でも実はセカンドの方がずっと怖いね‥。
この高度感、リードは痺れました‥。
5P目(Ⅴ-)でNさんがハング下をトラバースした後、6P目(5.8)は私が急傾斜のクラックを直上した後、再び右トラバース。いやはや複雑なルートが続きます。
7P目(5.8)、Nさんはカンテを右へ華麗に超えてフェースへ。ここで小休止していると、対岸の道路から観光客の声援をいただきました。どうもありがとうございます。
8P目(Ⅳ+)Tさんがスラブを直上し、9P目(5.7)凹角クラックを登って中央バンドへ出ました。ここで12時、昼食休憩。登攀開始から4時間、ほぼ予定のペースで来ることができました。
私が10P目(Ⅱ)でザラザラの中央バンドを登り、11P目(Ⅲ)30mで階段状の岩場。トポ図によると50mピッチということでしたが、ロープの流れが悪くなったので、30mで切りました。
12P目(Ⅲ)さらに右上して「黒い垂壁」下へ。13P目(5.7)は右上し過ぎるとダイレクトルートやマニフェストルートに入ってしまうので要注意。Nさんは冷静にルート選択しました。
そして14P目(Ⅳ)、凹角からパノラマバンドへ。
最初リードした私でしたが、足下にある支点を見つけられず行き詰まってリード交替、とほほ。
Nさんは颯爽とリード。ありがとう!
最後15P目(5.8)で細かいフェースからカンテを超えて無事終了点へ。
(懸垂で降りる場合はここが終了点、歩いて降りる場合はさらにブッシュ交じりの易しい岩場を登ることになります)
本日は後続パーティもないので、懸垂を選択。(というより、明星は全くの貸切状態)
6ピッチの懸垂で、6時15分に無事取りつき点へ戻れました。
登り終えて改めて、フリースピリッツは素晴らしいルートだと思いました。
当時人工登攀が当然だった明星南壁、壁の弱点を突きトラバースを交えながら、ハングを巧みに抜けて登ります。
その分、ルートは複雑、ラインを見つけることがポイントでした。
N子さん、ありがとう!
本当に充実した登攀でした。
その名ルート「フリースピリッツ」に登ることができて、いま、本当に感激しています。
金沢を5時に出発し、糸魚川からひすい峡展望台駐車場へ。
晴が続き水位が下がった小滝川を簡単に渡渉して取りつきへ。
登攀スタートは8時。秋に混雑する明星山南壁ですが、なんと本日は我々のみでの貸切でした。
パートナーはN子さん、どうぞよろしくお願いします。
【以下の記載、グレードは「チャレンジアルパイン」による】
1P目は草付き岩場(Nさんリード:Ⅲ)、2P目(私リード:Ⅳ-)は左トラバースで終了点までランニングビレイはとれません。肝力で突破。
今日の明星山、
3P目(5.8)はNさんがスラブからクラックを登り、4p目(Ⅳ+)は私が下りトラバースに絶叫しながらリード。でも実はセカンドの方がずっと怖いね‥。
この高度感、リードは痺れました‥。
5P目(Ⅴ-)でNさんがハング下をトラバースした後、6P目(5.8)は私が急傾斜のクラックを直上した後、再び右トラバース。いやはや複雑なルートが続きます。
7P目(5.8)、Nさんはカンテを右へ華麗に超えてフェースへ。ここで小休止していると、対岸の道路から観光客の声援をいただきました。どうもありがとうございます。
8P目(Ⅳ+)Tさんがスラブを直上し、9P目(5.7)凹角クラックを登って中央バンドへ出ました。ここで12時、昼食休憩。登攀開始から4時間、ほぼ予定のペースで来ることができました。
私が10P目(Ⅱ)でザラザラの中央バンドを登り、11P目(Ⅲ)30mで階段状の岩場。トポ図によると50mピッチということでしたが、ロープの流れが悪くなったので、30mで切りました。
12P目(Ⅲ)さらに右上して「黒い垂壁」下へ。13P目(5.7)は右上し過ぎるとダイレクトルートやマニフェストルートに入ってしまうので要注意。Nさんは冷静にルート選択しました。
そして14P目(Ⅳ)、凹角からパノラマバンドへ。
最初リードした私でしたが、足下にある支点を見つけられず行き詰まってリード交替、とほほ。
Nさんは颯爽とリード。ありがとう!
最後15P目(5.8)で細かいフェースからカンテを超えて無事終了点へ。
(懸垂で降りる場合はここが終了点、歩いて降りる場合はさらにブッシュ交じりの易しい岩場を登ることになります)
本日は後続パーティもないので、懸垂を選択。(というより、明星は全くの貸切状態)
6ピッチの懸垂で、6時15分に無事取りつき点へ戻れました。
登り終えて改めて、フリースピリッツは素晴らしいルートだと思いました。
当時人工登攀が当然だった明星南壁、壁の弱点を突きトラバースを交えながら、ハングを巧みに抜けて登ります。
その分、ルートは複雑、ラインを見つけることがポイントでした。
N子さん、ありがとう!
本当に充実した登攀でした。
同行のNさんも最初右上に行きましたが、そこはマニフェストで5.11c。行き詰って懸垂して戻ったのか、残地スリングやカラビナが幾つもありました。Nさんが的確にルーファイしてくれたお蔭で、完登できました。
フリースピリッツはピンが少ないので、壁を見ながらルートを探す楽しみ、大きいですね。
でも秋のグッドシーズン、なぜ他のパーティ皆無で我々だけだったのかな‥??神様のおぼしめし、のように感じられました。
先行パーティがあれば落石は避けられないフリースピリッツです。
崩落したことは知らなかったので、トポ図と合わず少々混乱しました。
でも岩をよ~く見れば、「自ずとルートが見えてくる」はずなんですね。(私にはそんな見識、まだ足りないですが)
明星の面白さにはまりそうです。今年は西壁も完登できたので、明星には感謝感謝。