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「健康長寿登山」(大森義彦 著)

2011年10月29日 | 山の本
著者の大森義彦氏は、元高知大学教授(専門:体育学・スポーツ科学)。またクライミングやスキー登山の名手として活躍されてきました。現在66歳。

どんなに体力のある人でも、身体に故障をきたしたりけがをしたりしたら、とくに足首や膝など脚部の具合が悪くなったなら、もう山に登れなくなってしまう。逆に、いささか体力は劣っていても、身体各部にとりあてて故障がなければ山に登ることができる。となると、長らく山登りを楽しむためには故障のない肉体を維持することが最重要ということになる。【本書はじめに、より】

そして健康長寿登山の必要条件として、次の5条が上げられています。
1.故障がないこと
2.ほどほどの体力
3.コンディションを保つ
4.興味・情熱の維持
5.老化を遅らせる

【本書の構成】
第1部 いつまでも山に登るためのポイント
第2部 トレーニングしなければ始まらない
第3部 柔らかでかたい体をつくるために

ソフトトレーニングを提唱し、それを続ける工夫も紹介されています。
また山での凍傷や冷え対策、バランス能力向上の方法など、とても参考になる内容でした。

「健康長寿登山」大森義彦著、東京新聞社、2005年7月初版、1600円+税

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