ブナの中庭で

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絶滅危惧言語

2009年03月02日 | いろいろ
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の発表(2月19日)によれば、世界で約2500の言語が消滅の危機に瀕し、日本ではアイヌ語が最も危険な状態にある言語。八丈島や南西諸島の各方言も、日本語とは区別した独立言語と見なされ、合計8言語がリストに加えられました。

調査によると、最も危険な「極めて深刻」は538言語、続いて「重大な危険」が502語、「危険」が632語、「脆弱(ぜいじゃく)」が607語でした。また、1950年以降消滅した言語が219語とのこと。

日本については、アイヌ語の話し手が15人のみで「極めて深刻」と評価。沖縄県の八重山語、与那国語が「重大な危険」に、沖縄語、国頭語、宮古語、鹿児島県の奄美語、東京都の八丈語が「危険」と分類されました。

沖縄語や宮古語などは日本の方言と思っていましたが、ユネスコ専門官によると「国際的な基準では独立の言語と扱うのが妥当」なのだそうです。そういえば旅行で泊まった国頭村で、村のオバーたちが話している言葉は全くチンプンカンプンでしたねぇ。

私が生まれ育ったのは石川県南加賀地方。子どもの頃にしばしば使われていたけれど、現在は耳にしない言葉があります。
例えば‥‥(意味分かりますか?)
・こうしゃな子
・ぼんぼ風
・あったらもね

意味はそれぞれ次の通りです。
・賢い子ども
・フェーン現象の生暖かい南風
・畏れ多いことだ、もったいない等
たまには使わないと忘れてしまいます。しかし、使っても既に通じないか‥‥

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