ブナの中庭で

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メキシコシティの大気汚染

2009年05月01日 | 環境問題
以前、スペイン語研修のためメキシコシティ郊外のクエルナバカに2ヶ月滞在したことがあります。
日本からメキシコシティに到着した瞬間から、鼻をつく臭いと咽喉のいがらっぽさ。
まもなく咳が止まらなくなりました。大気汚染にやられたのです。

メキシコシティでは大気汚染が極めて深刻。NGO「ブラックスミス研究所」によると、メキシコシティで大気汚染物質がWHO基準を超えるのが年間300日(!)で、「世界最悪の大気汚染都市」!
原因は古い車が数多く走り街は常に渋滞、さらに標高が2240mで酸素が少なくエンジンが不完全燃焼、そして盆地であり空気がよどんでしまうためです。

粒子状汚染物質は気管支の炎症やアレルギー、肺疾患の原因に。
またオゾンは光化学スモッグを引き起こし、目や咽喉に刺激を与え、ひどい時には呼吸困難、視力低下、頭痛、胸部痛も発症させます。

私の場合、郊外からメキシコシティ市内へ行くたびに、声がつぶれて出なくなりました。目からは涙ぽろぽろ

新型インフルエンザは気管支や咽喉を中心に症状が出やすいと聞きます。
あのメキシコシティの大気汚染が流行原因のひとつであると、私は確信しています。

(写真はメキシコシティの幹線道路)

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