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みちのく潮風トレイル【宮古から普代】(3)摂待駅→田野畑駅

2022年08月02日 | みちのく潮風トレイル
三陸の海の幸を接待頂き、変化に富んだトレイルへ。

***
3日目(8月2日)、昨日のゴール地点の摂待駅を4:40スタート。


今日は約25kmの予定です。


海岸傍の森、ブナ林でした。こんなに標高が低いところにブナとは、さすが北東北。


茂師漁港に到着。


ここで一人の男性と挨拶したら、「ウニを食べにいらっしゃい」とのお誘いです。
和食のお店のご主人でした。


ムラサキウニ、磯の香りが口いっぱいに広がります。


「ホヤも食べてみない?」これが絶品でした!


他にもイワシや野菜の天ぷらもご馳走になりました。
お店の名前は「かなざわ」、ご主人は金澤博さん。
本当に美味しかったです。ありがとうございました。


お店の前には明治津波の碑。これより下には家を建ててはいけない、と伝えられているそう。


元気を頂いて出発。
茂師は「モシリュウ」発見の地でした。


尾根を越えて、次は小本漁港を目指します。
毎回標高差150mぐらいをアップダウンする、なかなかのルート。


小本から山に入る地点には、この表示。
そしてカウンター数はゼロ、私が押して「0001」になりました。誰も歩いていないようです。


夏草が生い茂り道が分かりにくかったり、


沢の渡渉があったり、


まさかの通行止めで、大きく迂回路になっていたり、


馬の牧場の間を通ってみたり、
とにかく変化に富んでいます。


御殿崎自然休養林から急なアップダウン2回、鵜ノ巣断崖に出ました。


誰一人とも会わず、自分が自然に吸い込まれるような感覚。


その時、強烈な臭い。思わず周囲をキョロキョロ・・・

(後ほどタヌキの糞と判明)

海の中には海藻が生き生きとしています。これを食べてウニが育つのですね~


さらにアップダウンを繰り返し、渡渉して、


ようやく車道へでました。しかし甘くはない・・・
海に沿った平坦な道ではなく、敢えて住民の皆さんが津波避難路として使う急な坂を上らされます。ふう~


鳥越駅へ。
ここには津波にも飲み込まれなかった宮沢賢治の詩を刻んだ石碑がありました。


ようやくゴールの田野畑駅が見えてきました(14:20)。


頑張った自分にご褒美、田野畑村産のアイス\(^o^)/


今日も15:03発の三陸鉄道で、起点の摂待駅へ戻りました。
長くて充実した1日でした。
みちのく潮風トレイルの素晴らしさと人のやさしさを味わった一日でした。

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