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ゴリラとタンタルTaと携帯電話

2013年11月15日 | 生物多様性
ゴリラは、ローランドゴリラとマウンテンゴリラの2種類に分類されます。(分布地域から、ニシゴリラとヒガシゴリラに分類する方法もあります。)
マウンテンゴリラは、世界でわずか2カ所、ウガンダのブウィンディ国立公園と、ウガンダ、コンゴ民主共和国、ルワンダの国境、ヴィルンガ火山群にのみ分布し、その推定生息数はたった880頭です。

ゴリラの生息数が減少した原因の一つと考えられているのが、タンタルTa(原子番号73)というレアメタルの採掘。
タンタルは携帯電話の製造に必要な金属ですが、鉱山が偏在しており、ゴリラ生息地域のコンゴはその主生産国のひとつです。

「ケータイゴリラ」というキャンペーンがあります。
使用済みの携帯電話のリサイクルを推進し、リサイクルで得た収益金の一部がゴリラの森の保全に使われるシステム。
Taを回収すれば、新たな採掘も減らすことができ、森林保全にもつながりますね。

詳細はケータイゴリラのサイトをご覧ください。



2 コメント

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レアメタルの回収 (ミキコ)
2013-11-16 17:13:48
福岡県リサイクル総合研究センターがタンタルの回収を事業化しているそうですが、集めた携帯はここで処理するのでしょうか?レアメタルの回収に微生物を使う取り組みもあるようですね。仁丹のシームレスカプセルに微生物を入れて、メッキ工場の廃液の中からレアメタルを回収させるというものだそうです。日本のリサイクル技術はすごいですね。
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ミキコさんへ (Repu)
2013-11-18 19:15:26
いつも最新情報を教えていただき、ありがとうございます。
微生物の可能性は無限大といった感じですね。
私も大学院時代に土壌微生物をかじったので、その底力には魅了されています。
コメントありがとうございました。
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