とても珍しい、甌穴(おうけつ)湧水。毎分20リットル湧き出る名水です。
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石川県白山市旧鳥越村、釜清水集落の「弘法池の水」。
「池」といっても、岩盤に空いた甌穴(ポットホール)で、直径約75cm、深さ190cm。
岩盤は2万年前に形成された流紋岩質(火山噴出物「雲龍山層」)。
甌穴とは流水の中の礫(丸石)が回転し、岩を浸食してできた穴です。
ここの地名は「釜清水」といいますが、まさにその通りです。
その底から湧き出している水は、くみ上げられ蛇口から取れるようになっています。
次々と人々が訪れ、水を頂いていきます。
1985年、環境庁(当時)により「日本名水百選」に選ばれました。
湧水温度11.7℃、pH6.4、硬度36.9mg/リットル、弱酸性の軟水。
汲んでから1年たっても腐らないと、地元の方に教えて頂きました。
飲みました。
冷たくて、実に清冽な水。美味しい~ !(^^)!
白山の雪が融けて地下に浸み込んで、長年かかって湧き出した水なのでしょうね~、
感動!
しかし、甌穴というのですか、岩の穴から湧き出ているのは、初めて見ました。
富山の水はあちこち飲んでいますが、ほかのところの水は飲んだことがないので、機会があれば汲みに行こうと思います。
この弘法池の清水は素晴らしいですよ。駐車場から「徒歩20歩」、ぜひぜひ!!(^^)!