ブナの中庭で

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間伐材割りばし

2008年12月30日 | エコライフ
マイバッグと共に「マイはし」を持つ人も増えてきました。私もこんな素敵なマイはしを持ち歩いています。
しかし割りばしの全てが森林破壊につながるというわけではありません、というのが今日のテーマです。

日本で使用される割りばしは年250億膳前後で、国民1人あたり年200膳も(!)使っています。その98%は輸入品(中国産が実にその98.5%)。
一方、日本は国土の約7割が森林であり、人工林は間伐などの手入れが十分にゆきとどかず荒廃が進んでいるのが現状。

そこできちんとした森林管理をし、適切に間伐した木材から割りばしを作ろうという運動が広まっています。例えばNPO樹恩ネットワークは徳島県の通所授産施設「セルプ箸蔵」で作られた間伐材割りばしを、大学生協などに販売しています。

また北海道上川郡下川町の下川製箸株式会社では、FSC認証の森から生産された白樺間伐材を原料としたものを製造販売しています(冒頭の写真は同社HPより)。


FSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)は、世界の森林を対象とし、環境に適切で、社会的な利益にかない、 経済的にも継続可能な森林管理を推進しているかどうかを認証する国際機関。このFSCのマークが入った製品を買うことで、消費者も世界の森林保全に間接的に関与できる仕組みです。

これから迎えるお正月。おせち料理を頂くときに割りばしを使うなら、FSCマーク入りの製品を選ぶと、森もよろこびますネ!

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