ブナの中庭で

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ホタテ貝の殻を再生利用したチョーク

2010年06月14日 | 環境技術・環境制度
日本理化学工業株式会社から発売になっているチョークは、ホタテ養殖で捨てられている貝殻を再生利用しています。

「ホタテ貝殻をチョークにした動機は何でしょうか?」

同社のHPより引用して紹介します。

●日本のホタテ漁業は養殖で成長してきたが、大量の貝殻が廃棄物として排出され処理に困り社会問題になっている事を聞きました。

○当社では日本で初めて無害な炭酸カルシウム製チョークの国産化に成功、発明したメーカーです。貝殻がチョークの原料と同じ炭酸カルシウムで出来ていることは以前から知っていましたが、貝殻には海で育つ時に付着物が付いたままではとても使えず躊躇していました。

●日本で第一号の重度障害者多数雇用事務所として開設し、経営方針である“人にやさしい”“地球にやさしく”を目指して来ている中で、未来の地球を汚さず資源の再利用は使命と考え、棄てられたホタテ貝殻を何とか原料として使える道は無いかと思い立ちました。

○これにはただ再利用するだけでは無くチョークとして今より品質も向上しなければ実際に先生方から評価されないので北海道立工業試験場に技術協力を仰ぎ共同研究を行ってきましたが、研究の過程でホタテ貝殻が持つ特殊な結晶構造が判りこれがチョークに白色度を高くし、さらにソフトでなめらかな書き味を向上させる事を発見、製法特許を申請しました。

●国内の山などから採取される炭酸カルシウム埋蔵量の枯渇化も将来問題視されて来ています。全国で同じ炭酸カルシウムで出来たホタテチョークが使われたら4000tの再生活用が可能となるのです。
(え~、炭酸カルシウムを4000tも削減できるの、凄~い!)

○現在学校ではリサイクルの授業が盛んに行われています。先生が棄てられている物でもその特徴を生かしてリサイクルすると、今まで以上に品質が向上できる事をまさにこのチョークを使って教える教育効果はとても生徒にわかりやすく理解できます。

日本理化学工業株式会社のHPはこちら


私も使っています!
黒板消しで消しても埃が立ちにくく、「ダストレス」の名前の通り。
蛍光チョークも色揃えがあり、使えますよ~


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