ブナの中庭で

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長者屋敷跡

2012年07月03日 | 地質・地形・地球科学
白砂の片野海岸、その一角にこの露頭はあります。
「浸食地形」と言ってしまえば一言でおしまい。
 でもね、何とも柔らかでふくよかなカーブを描いているじゃありませんか。

近づいてみると、ガサガサした凝灰岩。その中には、丸い豆粒のようなピソライト(火山豆石)が見つかります


 「ピソライト」とは?

火山から噴出された熱い火山灰。そこに雨が降りました。雨は熱い灰の上でコロコロと弾けるように転がり、球状に火山灰をくっつけて丸く固まりました。
それがピソライト!


地球科学を学ぶ仲間と巡検のひとコマ。
同じ露頭を仲間たちと見てその成因について、あ~でもない、こ~でもない、と太古に思いを巡らせる瞬間、本当にワクワクします。

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あららー (morimiki)
2012-07-04 07:49:22
片野にこんな所があったの!すごく魅力的。ピソライトのお話も興味深い。
これは自分の目で見なくては。
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片野の浜の真ん中くらいです (Nekton)
2012-07-07 00:10:39
不思議です,この地形.
片野の岬と,大聖寺川の河口の中間よりちょっと北側に有ります.
以前行った時には,片野の浜は,少しやせましたが,まだ砂浜らしい地形を保っていました.
あれいつでしたっけ,Repuさんと海岸巡検に行ったのは.
私の好きな海岸のひとつです.
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morimikiさんへ (Repu)
2012-07-07 06:11:32
ぜひ見に行ってよ。片野海岸はとても美しい砂浜の海水浴場です。おススメ!
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Nektonさんへ (Repu)
2012-07-07 06:13:37
いっしょに海岸巡検いきましたね、楽しかったね~。いったい何年前かなぁ。
片野の浜はその後、ナホトカ号の重油が漂着し大変なことになりました、みんな総出で重油回収に出掛け(私も何度も行ったよ)、見事によみがえりました。砂浜地形は保たれています。今年も海水浴客でにぎわうことでしょう。
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